「東日本大震災」の1周年を迎えて

今日3月11日は「東日本大震災」1周年の日です。

荒馬座は、震災後被災地支援として、関係の深かった岩手県の『中野七頭舞』・『鵜住居青年会(鵜住居虎舞)』・『浦浜念仏剣舞』の被災芸能3団体の支援を皆さんに呼びかけました。

その結果多くの義援金が寄せられチャリティー公演・「がんばれ東北」手拭いの売り上げも含め総額は580万円を上回り、多くの方々の被災地に対する篤い思いを実感することができました。善意の義援金は芸能活動再開の一助として各芸能団体に太鼓や道具の購入や修理に役立てられ、昨年10月の「ひたち秋祭り」では各保存会の人たちとの再会と元気に復活した3団体の芸能を目の当たりにすることができました。

また、荒馬座45周年記念公演では、この震災を受けて「未来は祭りの輪の中に」をテーマに据え、3団体の芸能を支援の思いを込め再構成し第2部の「浦浜の鎮魂歌」で上演してきました。2月の4会場はすべて満席となり荒馬座の思いを伝えることができたと思います。

荒馬座の活動の原点は「困難の中でも人はつながることで苦難を乗り越えて生きてきた」芸能を継承・発展させることです。この一年間の活動へのご支援に感謝申し上げるとともに、日々精進し技を磨きこころを鍛え、各地の芸能を受け継ぎ再創造し舞台化する活動を続けることで、首都圏各地に元気を届ける活動を続けていきたいと思います。

改めてこの日を心に刻み、今後も皆さんとともに歩み未来を作っていきましょう。よろしくお願いいたします。

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