活動レポート

どっこい若衆!四人衆でござーい! 美里あじさい公演

2009年6月27日

2009年6月28日(日)に、美里センターで「美里あじさい公演」として『どっこい若衆!四人衆でござーい!』公演をおこないました。
4月から「美里センター」で常駐を始めた4人の演技者が、公演を始め美里を中心にさまざまな活動をしながら、この間それぞれ稽古を積みました。また3月の板橋での「あとりえ公演」の経験も生かして、新しくアンサンブルを創り、意欲的な演目を取り入れた作品として、お披露目にとこの公演をおこないました。

上演プログラム

写真◆荒馬座木遣り(酒屋唄)
◆獅子舞
◆俵つみ唄
◆水口囃子
◆沖縄の唄と踊り
 汗水節/国頭さばくい/エイサー
◆八丈島の太鼓囃子
 しょめ節
◆杓子舞
◆ぶち合わせ太鼓

四人衆の紹介

『どっこい若衆!四人衆でござーい!』は、2009年4月から「美里民族芸能センター」で常駐を始めた4人の演技者による公演です。
私たちの祖先は、日々の暮らしの中で、たいへんなことも苦しいことも力を合わせて乗り越えて、ハレの日の祭りの中で明日への元気を蓄えてきました。
いろいろな問題への不安や怒り、厳しいことも多い昨今ですが、公演を通して皆さんと一緒にお祭りを作り、元気になりますようにと心を込めてつとめます。
さあ、「どっこい どっこい」のかけ声もにぎやかに、お祭りの始まり、始まりー!

写真 写真 写真 写真

公演の様子

写真おかげさまで、16:0〜と19:0〜からの2回の上演で、それぞれ百名ほどと、「美里センター」の稽古場がいっぱいになる満席となりました。
開幕太鼓は、地元美里町で活動する『万葉の里太鼓少年団』と『木部おじさん太鼓』の皆さんがにぎやかに叩いてくれました。

公演は、「荒馬座木遣り」(二回目は「酒屋唄」)から始まり、「獅子舞」・「俵つみ唄」とそれぞれの持ち味を生かした唄や踊り。
「水口囃子」などのお囃子。「石切唄」、そして雰囲気を変えて「沖縄の唄と踊り」(汗水節・国頭さばくい・エイサー)。
女性二人での「しょめ節」から「八丈島の太鼓囃子」。荒馬座では約20年振りの再演となる「杓子舞」。そして全員での「ぶち合わせ太鼓」と進み、上演時間は約70分。満員のお客さんからは終始温かい拍手やノリのよいかけ声をいただき、舞台を盛り上げ見守ってくれました。
感想もたくさんいただきました。ありがとうございました。ご来場・ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

今後も美里から発信して、公演を始めとしてさまざまな創造的な企画を作っていきますので、よろしくお願いします。

アンケートより

  • 新しい演目をたくさん観ることができてうれしかったです。四人のチームワークもよくて、とっても楽しかったです。
  • 初めて観る演目がいくつかあったので、観ていてほんとうに楽しかったです。演技者四名だけの公演なので、各演目がどんなふうに構成されるか楽しみでした。『杓子舞』はストーリーがおもしろかったし、表情がなんとも言えずよかったです。唄いながらの八丈島太鼓ってとってもむずかしそうなのに、迫力があって気持ちよかったです。今回のように、身近で観られる公演があるといいなと思います。
  • たったの四人でこれだけの演目!お疲れさまでした。『俵つみ唄』初めて観ましたがとってもよかったです。『杓子舞』もすごーく!おもしろかったです。あっという間の一時間でした。
  • いつもながら演技者の笑顔がステキです。美里の土地にじかに触れながらの畑仕事やいろいろな活動、作物を育てる苦労や収穫の喜びが、演技にも生きてくるのでしょう。小さい会場での少人数の公演は、それぞれの個性もよく見えてよかったです。
  • 梅雨空を吹き飛ばすような演目の数々に、たくさんの元気をいただきました。
  • 演技者が四名ということでしたが、少人数を感じさせないようなダイナミックな公演でした。
  • 演技者を目の前で観れる公演は最高でした。しまさんの声ステキです。まゆちゃんの『俵つみ唄』かわいかったです。敏ちゃんの『杓子舞』楽しかったです。カジ君のぶち合わせ太鼓、カッコよかったです。