活動レポート

「食育」と「米づくりと芸能」体験学習

2007年11月27日

11/27(火)に、江戸川区の下鎌田小学校で、荒馬座の体験学習プログラム「米づくりと芸能」がおこなわれました。

下鎌田小学校は、「食育」の研究校で、文科省の食育コンクールで優秀校に選ばれています。先生方も自慢するほど「給食のおいしい」学校だそうです。
5年生で日本のお囃子を学んだり、実際に稲を育てる学習もしています。
そこで、「食育」に合わせて荒馬座の『米づくりと芸能』を!ということで今回の取り組みとなりました。

プログラム

写真◆水口囃子
◆楽器紹介
◆田植え唄
◆荒馬踊り
◆体験コーナー「荒馬踊り」
◆雨乞い太鼓
◆獅子舞
◆餅つき数え唄
◆体験コーナー「餅つき囃子」
◆ぶち合わせ太鼓

実施内容

写真この体験学習に、参加したのは、5・6年生約100名。
体育館に幕を張り、「豊年祭り」ののぼりを立てて、『米づくりと芸能』の始まりです。

まずは、秋の稔りを願って春祭りに囃される「水口囃子」を見てもらいました。「水口囃子」は、「苗が丈夫に育ちますように!秋にはたくさんお米が実りますように!」という願いを込めて囃されるお囃子です。
そして、お囃子に使う和楽器の紹介、日本のお囃子になくてはならない太鼓や笛・鉦などを中心に、実際に叩いたり吹いたりしながらそれぞれの楽器の音色も味わってもらいました。

写真次に、田植えの作業唄「田植え唄」。そして、「虫送り」といって稲の害虫を追い払い豊作を祈願する行事として伝えられてきた「荒馬踊り」を踊りました。
この踊りは、跳び上がって大地を強く踏みしめることで土の中の害虫を追い払う「虫送り」の行事で踊られてきました。また機械がなかった昔は牛や馬の力を借りて田んぼや畑を耕してきました。そんな牛や馬に感謝する気持ちも込めての踊りでもあります。この「荒馬踊り」を子どもたちにも一緒に踊ったりかけ声をかけたりして、体験してもらいました。

写真そして、作物に欠かせない雨を呼ぶ「雨乞い太鼓」、厄除け厄払いの獅子舞。
最後には、手拍子を打ちながら「餅つき数え唄」を唄って、「餅つき囃子」を叩いてと、実際に太鼓を叩く「太鼓体験」もしてもらいました。

写真農作業や米づくりと関わるさまざまな芸能の実演をおこない、子どもたちに実際に踊りや太鼓の体験もしてもらいといった、盛りだくさんの「体験学習」、好評だったようです。

荒馬座では、学校や地域の催しに向けて、さまざまな「民族芸能体験プログラム」を用意しています。
皆さんの職場や地域でもいかがですか?

写真

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