活動レポート

'08板橋いのちふるさと平和のつどい

2008年12月13日〜2008年12月14日

荒馬座の地元板橋では、毎年12月に地域のさまざまな個人や団体が実行委員会を作って「板橋いのちふるさと平和のつどい」をおこなっています。
荒馬座も実行委員会に参加して、いろいろな企画に加わったり、舞台企画に出演したりといった活動を続けています。

太鼓や踊りといった芸能を楽しむのも平和あってこそです。それぞれの場で平和について考え、皆で感じ合う場をつくりたいと地域の皆さんと一緒になってこのつどいをつくっています。

実行委員より 「'08板橋いのちふるさと平和のつどい」実行委員 麻田和伸

写真 2008年の12月13日(土)14(日)の二日間、「08板橋いのち・ふるさと平和のつどい」が板橋区グリーンホール1階ホール(旧産文ホール)で行われた。
初日は冷たい北風、二日目はしとしと冷たい雨が降る、外出にはあいにくの天気となったが、両日あわせて延べ500名を越える参加者が、「平和への思い」や「平和だからこそできる表現」を熱く繰り広げる場となった。

会場は平和のための戦争展と、各種体験コーナー、イベントステージで構成されていた。展示コーナーには戦時中の教科書、出征時に贈られた日章旗、本物の鉄兜、戦時中の写真など戦争の歴史的資料や戦争の残した問題を紹介するパネル、平和を守るために活動している団体の活動報告のパネル、戦争を題材とした舞台の紹介パネルなどが並んだ。資料は「板橋にもあった戦争」を伝えており、今住んでいる町の過去を考える貴重な場であった。

写真 体験コーナーでは戦争当時の服装を実際に着られるコーナーやオリジナルの缶バッジを作れるコーナー、平和への思いを込めて作るピースブロック、鶴で作る共同制作パネル、平和への思いを光で表現するピースキャンドルコーナー、初心者も素敵な作品が作れる平和の絵手紙コーナーで充実した。

写真 イベントコーナーは大きく二つの構成でステージを賑わせた。
一つ目は戦争ドキュメンタリー映画と関連する講演、戦争体験者の語り、戦争地域での人道支援活動報告、戦争に関連する民話、朗読、ピースリレートークといった戦争を二度と起こしてはいけない!という思いがあるれるステージ。
二つ目は平和だからできる様々なステージ。フラダンス、太極拳、歌、ヒップホップダンス、和太鼓、合唱、バンド演奏、バスケットボール・フリースタイル、うたごえ酒場と充実した内容であった。

写真 来場者の大人からは「なかなか見られない資料を見ることができてよかった」「若い人のエネルギーが感じられて楽しかった」などの声が聞けた。また子ども達は絵をかいたり、物を作ることが楽しかったようで、体験コーナーに夢中になる子もいた。
今回の取り組みは運営サイドも来場してくださった方々も非常に幅広い年齢層で構成されていた。平和のバトンを確実に引き継いでいく環境なのではと思う。次年度への取り組みが4月から始まる。多くの人達と手をつなぎ、協力し合って平和への意識を高めていきたい。