活動レポート

「祭だわっしょいどーんとハレ('09)」 国立地域公演 雨でもどーんとハレ!

2010年4月23日

国立市は荒馬座としても地域公演で取り組むのは初めての地域。一年近く前から実行委員会として「くにたちで荒馬座を観よう会」をつくり、さまざまに広げてきました。
実行委員会企画として「太鼓ワークショップ」も何度もおこない、公園で太鼓を叩いて宣伝したり、フリーマーケットで宣伝したり、4月の公演とあって実行委員会でお花見をしたり、太鼓を楽しみながら人の輪を広げてきました。
太鼓を叩く子どもたちやお母さん・お父さんも増えてきて、「元気一番太鼓」を稽古して、公演の開幕太鼓をつとめました。

写真たくさんの方々に応援していただき、そして公演当日は冷たい雨の降る中を多くのお客さんにご来場いただき、観ていただいた荒馬座国立地域公演『祭だわっしょい〜んとハレ』は無事終了いたしました。公演当日の一日の中でも、たまたま通りかかったからとチケットをお求めになる方がいたり、リハーサルで「元気一番太鼓」の口伝がばらばらに覚えていてまとまらなかったりと、エピソードやアクシデントがいくつもありました。

それでも、公演の開幕の「元気一番太鼓」は本番で一番まとまり、舞台とお客さんと一つになってあたたかい拍手で公演が終了しました。

雨の中来ていただいた方々、「元気一番太鼓」をがんばった子どもたちとお母さんとお父さん、スタッフのみなさん、演技者のみなさん、荒馬座の制作のみなさん、「くにたちで荒馬座を観よう会」実行委員会のみなさん、ありがとうございました!!

雨ではありましたが、心に〜んとハレ!の広がった素敵な公演となりました。

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アンケートより

  • 激しく元気のいい太鼓、目の前で直接聞き、すばらしいの一言です。感動しました。終わり頃には太鼓が叩き手を離れて太鼓がひとりでにものを言っているような錯覚にとらわれ、太鼓がこちらを向いて何か語っているような感じにとらわれました。
  • 心豊かになる、懐かしい思いになりました。土の香がいっぱいでした。どの演技も熱演で心打たれました。楽しく元気をいただきました。
  • 演者の皆さんの表情がエネルギッシュで美しい!笑顔のオーラが本物の福の神に見える!特に足さばきの軽やかさ、跳躍の滞空時間の長さに鍛え抜かれた技にふれられてハッピーでした。
  • 開幕の『元気一番太鼓』、小さなお子さんから大きい皆さんまで、みんなでたたいているぞー!という感じがとてもよかったです。実行委員会の皆さんでていねいに作り上げてきた太鼓という雰囲気が伝わってきました。公演も客席を巻きこんで一緒に作る感じがとてもよかったです。
  • すばらしい太鼓の音に、日常生活の垢を落とせたような気がします。
  • 三線の演奏と唄のひととき。とても癒された気がしました。客席で一緒に唄う時の優しいかけ声、とてもステキでした。三宅島太鼓の退場する場面、かっこよ過ぎ!でした。ぶち合わせ太鼓で打ち上げに入る瞬間の、ステキでした。仲間の大切さ、人のつながりなどいろいろと大切なことを、今日の公演を観ながら考えました。
  • 各地域の風土と歴史に育まれた芸能のエネルギーに今さらながら心打たれる思いでした。人間の祈りと願いを込めた演者のパワーが客席にジンジンと伝わってきました。明るい明日を約束するような演者の表情、笑顔がステキでした。働くものの喜びとたくましさ、民族の誇りを会場いっぱいにみなぎらせ、観客に元気と希望を伝える荒馬座大好き!
  • 和太鼓のパフォーマンスを初めてじっくり観させてもらいました。音楽でもあるし舞踊でもあるし、演劇的な部分もあれば宗教的な祈りのような部分もあるという豊かな狂言内容を持っていることに驚きました。何より客席からそれぞれを心から楽しんでみることができました。こんな力強い芸能を日本人がもっていたことに改めて感銘を受けました。民族芸能を現代的な演出で構成している荒馬座の皆さんの舞台に改めて拍手と声援をお送りします。
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