活動レポート

『会津鶴ヶ城太鼓若駒会』創立二十周年

2007年9月22日

会津若松市の観光協会の依頼で1987年に荒馬座で作調し、以来『会津鶴ヶ城太鼓若駒会』の皆さんによって受け継がれています。

会津のシンボル雄大な磐梯山をイメージして、地元の民謡「会津磐梯山」を取り入れ、会津地方に古くから伝わる子守唄を基に篠笛を基調とした曲「会津」、「会津磐梯山」をアレンジした旋律にのって軽快なテンポで中太鼓と小太鼓がかけ合いをする曲「磐梯」、力強く空へ舞い上がる鶴をイメージし、三尺四寸の大太鼓と中太鼓・小太鼓の組み合わせの「鶴翔」の三曲で構成したものです。

演奏活動は、観光行事を主体にして首都圏各地での観光物産展、「会津まつり」への出演を始め、地元でのさまざまな式典や祝賀会、懇親会・結婚式・観光団体での宴会など、演奏回数は年間5〜60回になります。演奏活動の他にも、学校の太鼓クラブや子ども向けの太鼓教室での指導もおこなっています。『会津柳津福満太鼓』『子ども鶴ヶ城太鼓』の結成にも協力することができました。
2007年9月には創立二十周年記念事業・記念公演も盛大におこないました。また二十五周年の節目に向けて、ますます会津の地域に根ざした『若駒会』としてさらに活動を広げています。

二十周年、皆さんに感謝!(会津鶴ヶ城太鼓若駒会 会長 古川 雄一さん)

写真「会津鶴ヶ城太鼓」は1987年9月22日にお披露目をし、お蔭様で今年(2007年)で20年を迎えました。二十周年をどのような形で表現するか、三年前から準備に入り会員の意見を集約し実行委員会を立ち上げました。

年間を通じ「太鼓が好き」という初心を忘れることなく伝統芸能をめざし、私たちを支えてくれた会津地域の人々は勿論のこと、すべての人々に対する感謝の気持ちを縦糸に、さらに地域に根ざした活動を続けてきた心意気を横糸に、未来へと受け継がれていく心と心の架け橋になることを願い活動していきたいということで、メインテーマは『感謝で紡ぐ未来への絆』としました。メインイベントはお披露目の日と同じ9月22日に会津風雅堂で荒馬座はじめ兄弟太鼓の皆さんとの共演です。それも無料で見ていただくために、市との折衝や補助金の申請など実行委員は大変な苦労でした。
そのかいあって当日風雅堂は多くの市民で埋まり、二部構成の記念公演『和太鼓の響演』は大成功でした。観客を魅了した荒馬座はじめ、『式根島大漁太鼓』・『生坂龍翔太鼓』・『大安寿太鼓』・『神川豊穣太鼓』そして『会津柳津福満太鼓』の各団体の皆さんと一堂に会しての共演が実現したことは感無量でした。演出や構成でご指導戴いた荒馬座の岡田仁さんにも厚く御礼を申し上げます。

二十周年記念の夢のイベントは現実のものとなり、若駒会の新たなスタートの場として、すばらしい友情と感動をいただきました。感謝!感謝!です。
これからも会津鶴ヶ城太鼓若駒会をよろしくお願いします。

‐会津鶴ヶ城太鼓太鼓若駒会二十周年記念事業‐ 感謝で紡ぐ未来への絆!(会津鶴ヶ城太鼓太鼓若駒会二十周年実行委員会)

写真「若駒会」の二十周年は、一年間を通して皆様に感謝の気持ちを伝えていこうという総会での意見をもとに、この一年をどうとらえるか、メインテーマ・コンセプト・キャラクター・ロゴと決まり、プレイベントとして太鼓サンタ、3月教育委員会主催事業、9月メイン行事とおこなうことになりました。プレイベントとして開催した「やぁっこ やれぇ やれ〜」の舞台は、皆の自信にもつながりました。

さらにラジオ福島がクリスマスに行っている24時間チャリティーの中で「太鼓サンタ」という企画をし、流派を超え「太鼓が好き」というたった一つの共通点のもと会津の太鼓関係団体に声掛けしたところ「断る理由は何もない!」と快く協力いただき、12市町村(合併前)15団体を雪の中、24時間かけて若駒会が訪ね歩きながら募金活動をしていく道中をラジオが中継するという画期的な番組が実現しました。この交流は今も続いております。ここまで準備をしいよいよ幕開けとなった訳です。
一月の式典にはじまり通常演奏ペースを変えず行事をこなしながら、動いていただいた会員にも頭が下がります。

写真 『和太鼓の響演』では各出演団体の皆様とFAXやメール・電話で夜遅くまで話をさせていただく中で、短い演奏時間しか取れないのに各団体の中でたくさんの時間をさいて話し合い仕込み練習とやっていただいている姿が感じられ、さらに私たちに頑張れ!と励ましの言葉までいただいてあの言葉がどれだけありがたかったか。我々が感謝の気持ちを伝える何倍もの励ましを受け元気をいただきました。

写真