活動レポート

テンプル大学日本キャンパス 「和太鼓体験ワークショップ」

2007年6月28日

テンプル大学はペンシルベニア州立の総合大学ですが、海外にもいくつかキャンパスがあります。
そのひとつの港区の日本キャンパスにペンシルベニアから短期で日本語の研修に来ている学生さんの「日本文化体験」として、荒馬座で和太鼓にふれるのが恒例の企画となってきました。

ワークショップの模様 (演技部 関 いずみ)

写真テンプル大学はアメリカの大学の日本校、なので今回の受講生は日本語を学んでいるアメリカ人留学生。と聞き、日本語は通じるはず!と思った担当座員だったが...。
後から聞けば、三ヶ月の短期留学・しかも来日したばかりのメンバーとのことで、言葉は「現在勉強中!」。見る物何もかもに興味津々の、ちょっと恥ずかしがりなところは日本人の女子大生と変わらない、アメリカの若者たちが荒馬座の稽古場にやって来た。

写真まずは自己紹介をしてから、太鼓のことを知ってもらおうと説明するが、なにやらほとんど「???」という表情に、こちらも怪しい英語を交えて必死のコミュニケーションとなった。それにしても大変だ。ケヤキ・ブナって英語でなんて言う?しっかり握るって?腰を落とすって言っても「ウェスト」の腰ではない?...で、結局日本語で押し通しつつ、身振り手振りでやってみせては「それだよ!OK!GOOD!」。その連発に、はじめは緊張気味だった学生たちも若者らしくはじけてきて、お互い叩き競べのように競い合っては口伝を忘れて大混乱...という場面も。

写真つくづく「口伝」とはよくいったものだと思う。「輝け囃子」と「ぶち合わせ太鼓」の回転部分の体験を二時間という、わずかな時間だったが、言葉の覚つかなさはかえって、「そーれ!ドンドンドン」という口伝という国際共通言語?でじかに伝わることの楽しさを改めて実感させてくれた。

ワークショップ その2

写真2008年3月8日にも、やはり短期留学で来日中のまた別のメンバーが「日本文化体験」として「日本の太鼓体験ワークショップ」をおこないました。

今回は身長が190cmを軽く越えるような男子学生もいて、長い手足を持て余しながらも、こちらのアドバイスに応えて腰をしっかり落とすなどして、しっかりと太鼓に向かい思いっきり叩いてもらいました。

写真 叩き納めにポーズを取るところは皆特に気に入ったようで、思い思いの「COOL!」なポーズを決めてくれていました。


写真 写真

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