活動レポート

東北・東日本大震災「被災芸能団体支援」緊急チャリティー公演【東京都板橋区】

2011年4月10日

がんばれ東北!ありがとう東北!よみがえれ東北!
祖先から受け継いだ祭のこころを絶やさぬために

荒馬座では以上の趣旨で、このたびの東日本大震災にあたり、東北の三陸地方の被災芸能団体支援の活動をしています。

2011年4月10日日曜日)に板橋の南蔵院というお寺で、被災芸能団体支援「チャリティー公演」をおこないました。

荒馬座の地元板橋の名刹のひとつである「寶勝山南蔵院」のご厚意により、境内と本堂を公演の会場としてお借りいたしました。「南蔵院」は、別名「櫻寺」と称されるしだれ桜の名所で、お花見においでになっていた皆さんもご一緒に、「板橋十景」にも選ばれた八重紅枝垂桜を鑑賞しながらの公演となりました。

14:3〜15:00までの境内での1回目と、16:0〜16:30までの本堂での、それぞれ約30分の上演時間の2回公演で、
東北の芸能「浦浜念仏剣舞」「虎舞」なども演目に入れて、延べ200名を越える皆さんに観ていただきました。

荒馬座は、被災された東北の皆さんに思いを込めての「浦浜念仏剣舞」・「虎舞」を演じ、被災地の春を願っての「水口囃子」・皆さんの厄除け厄払いの「獅子舞」などを上演しました。

この「チャリティー公演」で合わせて、558,125円もの義援金を寄せていただきました。
すべて、釜石市『鵜住居青年会』(鵜住居虎舞)・大船渡市三陸町『浦浜念仏剣舞保存会』・岩泉町小本『中野七頭舞保存会』に直接お渡して、地域支援と芸能の復興のために役立てていただきます。


 

南蔵院でお花見がてらご覧いただいた皆さん、遠くからわざわざお運びいただいた皆さん、
趣旨にご賛同いただきたくさんの義援金をお寄せいただいた皆さん、ありがとうございました。

5月下旬には、新宿・埼玉県児玉郡神川町で第2弾・3弾の「チャリティー公演」を予定しています。
被災地域支援と祭りの復興のために、引き続きのご支援ご協力よろしくお願いします。

ご感想をいただきました

  • 思い、願い、祈り、届け!
    本蓮沼の南蔵院で、荒馬座による「東日本大震災 被災芸能団体支援 緊急チャリティー公演」を観ました。
    岩手県大船渡市三陸町越喜来地区の「浦浜念仏剣舞」から始まり、同じく岩手県釜石市鵜住居町の「虎舞」と演目が続き、今更ながら岩手という地は芸能の宝庫だったんだなあ...と感じさせられます。
    この日、荒馬座の皆さんの踊りや太鼓や笛の音から「この思い届け!」という熱い思いがびんびん伝わってきました。踊りの一つの動き、お囃子や笛の一つの音から心が動かされるようでした。
    観ている人たちの思いと、演じている人たちの思いが、美しいしだれ桜の境内から空へ立ち昇っていくようでした。
    これからの復興への道のりは長いけれど、思いを一つに、がんばりましょう。
    明るい「水口囃子」が復興の春に向けてひとすじの希望の光を見せてくれたように感じました。(T・Yさん)
  • 素晴らしい公演でしたね!
    桜も天気も味方して絶好のロケーションでしたし、公演の内容も、被災地を悼みつつ春の希望を感じることができる構成で、その場にいた人みんなの思いがつながっていた気がしました。
    幾多の苦難を経て、なお今日まで伝わってきた芸能って、やはりそれだけの価値が、力が、あるんですよね。(K・Kさん)


チラシ画像(クリックすると拡大画像を見ることができます。※別ウィンドウで開きます。)