活動レポート

吾妻郡地域公演『つながれ!あしたへの風をあつめて』【群馬県吾妻郡東吾妻町】

2011年10月30日

2011年10月30日(日曜日)に群馬県吾妻郡で、荒馬座公演『つながれ!あしたへの風をあつめて』をおこないました。

2008年6月の中之条町での吾妻郡地域公演『風踊る大地のうた』、2009年6月の東吾妻町での荒馬座二人会『里の唄海の唄風になり』に続く吾妻郡での荒馬座公演でした。この時期に、2012年2月の荒馬座創立45周年記念公演の先駆けとしての公演企画となりました。

感じた小さな幸せが明日への糧に! 吾妻荒馬座を観る会/天田奈佳

吾妻でも「45周年記念公演」をしたい!という想いから始まって、規模は小さくなっても取り組む気持ちは「45周年公演の先陣」。今回の吾妻公演のタイトルは『つながれあしたへの風をあつめて』。演目に「浦浜念仏剣舞」「虎舞」「荒馬踊り」をどうしても入れて!とお願いしました。第一部に実行委員会の「七頭舞」、地元では馴染み深い2団体にそれぞれ特徴ある「八木節」で友情出演してもらいました。

はじめの会』と銘打った立ち上げは、9月初旬。公演まで2カ月、わずか5回の集まりの中でしたが、できるだけの時間を2名の初心者を含む8名で「七頭舞」の練習にかけ本番での披露を目指しました。難しい振りを踊り覚えながら、頭を過ぎるのは、この踊りを三陸の地で踊りつないできた人たちの想いと現状の過酷さです。公演に取り組む仲間と「七頭舞」を踊り一緒に汗を流すことで、自分たちの暮らしを再認識したり、改めて地域への想いを強くしたように思います。
集まりのごとに 「広める会」、 「本腰の会」、「飛躍の会」と人から人へ地域へと広げていき、最終実行委員会では「希望を広げる会」とつなげて、公演当日にはたくさんのお客さんを迎えることができました。

会場は東吾妻町の「岩櫃ふれあいの郷コンベンションホール」。荒馬座公演としては、観客の年齢層が高めでしっとりと渋い公演になりました。香を焚いた中での「浦浜念仏剣舞」は忘れられないものとなり、観客からも「魂の踊りを観た!」と言っていただきました。「エイサー」のカチャ―シーでは一斉に手が挙がり、「荒馬踊り」でも、男性のラッセーラーの掛け声もにぎやかに、大人たちが大いに盛り上がりました。

 ほんとうに地域の反響が大きくて、うれしい限りです。 何より、自分の暮らす土地をすこし快く思えて、 心強い仲間の存在をあらためて感じることが出来て、 ひととき、幸せでした。 そうはいっても、厳しい状況はなかなか変わりませんが、 小さな幸せが糧になることは間違いなく! また、頑張っていけそうです!。この山里に民族芸能が暮らしの中に息づいていることがさらに実感された吾妻公演でした。

【プログラム】

第一部: 地元実行委員会を中心にした太鼓や民舞
「七頭舞」・「ぶち合わせ太鼓」・「八木節」

第二部:荒馬座公演
さんさ踊り浦浜念仏剣舞エイサー虎舞荒馬踊り秩父屋台囃子

主催:
吾妻郡荒馬座を観る会

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