活動レポート

荒馬座創立45周年記念公演『未来は祭の輪の中に』【群馬県太田市】

2012年2月18日

2012年2月18日(土曜日)に群馬の太田市新田文化会館(エアリスホール)を会場に、荒馬座創立45周年記念公演『未来は祭りの輪の中に』を上演しました。

生品保育園(太田市)・しらかば保育園(太田市)・樟の木保育園(太田市)・つくし保育園(伊勢崎)の四園の保育園を中心にこの公演へ向けて実行委員会の「『四つ葉の会』太田荒馬座を観る会」をつくり、群馬県の太田・桐生・伊勢崎など東毛地域に幅広く呼びかけて取り組んでいただきました。

写真公演当日の舞台では、第一部の最後の演目『中山太鼓』で約100名の保育園の子どもたち、約50名の保護者・先生方が舞台いっぱいににぎやかに太鼓を叩き、大きな祭の輪を作ってくれました。

この公演をきっかけに地域の四園の保育園が新たにつながりをつくり関係が深まりました。今後も『四つ葉の会』として継続してさまざまなことに取り組んでいくとのことです。地域に新たな人の輪が広がり、荒馬座としてもうれしい限りです。今後ともよろしくお願いいたします。

本当に、「未来」は「祭の輪の中に」、あった!
「四つ葉の会」太田荒馬座を観る会実行委員会 樟の木保育園副園長・福田

写真 2012年2月18日、新田エアリスホールにて荒馬座創立45周年記念公演では一つの大きな気づきを得た。それは「未来は祭りの輪の中に」というスローガンにあった。昨年の東北関東大震災を端として、これからの日本には金融破綻、軍事的緊張、食糧危機がやって来る。このような危機の時代の乗り越え方には実は二通りあり、一つは戦争、もう一つは祭りである。「なぜ祭り?」と思われるかもしれないが、祭りには危機を乗り越える爆発的なパワーを秘めている、と私は信じている。

写真 今回の45周年公演の舞台裏では、樟の木保育園・生品保育園・しらかば保育園・つくし保育園の保護者で組織された「四つ葉の会」中山太鼓プロジェクトがあった。2月の本番に向けて、11月から月一回、各園を周って太鼓練習、そして会議が執り行われた。このプロセスを通じて保育園の垣根を越えた交流が生まれ、保護者が一体となって、日本の危機を乗り越え、子どもたちにより良い世界を伝えようという意識が芽生えた。実は、この「四つ葉の会」の活動こそが祭りの原型だったのである。

写真 公演後、我が樟の木保育園の園舎、そして園庭は子どもたちの活気で満ちあふれている。朝早くから暗くなるまで、疲れ知らずの子どもたちが園庭を駆け回っている姿を見る度、「本当に」、「未来は祭りの輪の中に」あった、そう確信する自分がいる。45周年公演によって、未来の財産である子どもたちに、新しいパワーを与えられたことに感謝したい。

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