活動レポート

「民謡の唄・踊り・太鼓で ニッポン 元気!」荒馬座&ムラマツ芸能技塾コラボコンサート【埼玉県蕨市】

2013年6月 1日

2013年6月1日に埼玉県蕨市の蕨市立文化ホールくるるを会場に、『ムラマツ芸能技塾』と荒馬座のコラボコンサートをおこないました。

荒馬座では、ムラマツ芸能技塾主宰の村松喜久則さんと京極加津恵さんに民謡の手ほどきを受けています。そのご縁で、今回のコラボコンサートが実現しました。

「―楽しさ満載・笑顔満開コンサート―民謡の唄・踊り・太鼓で ニッポン 元気!」と題して、民謡あり、踊りあり、三味線・琴などの和楽器あり、お囃子ありの今回の企画。民謡や和楽器を日頃愛好している方には、太鼓や踊りなどの民族芸能にもふれることができ、荒馬座の公演にふだん親しんでいる方には、改めて民謡の魅力を見直すことができる、お客さんみんなにとっていい機会となった今回のコラボコンサートでした。

ムラマツ芸能技芸塾」は、
民謡歌手の村松喜久則さんと京極加津恵さんの主宰する日本の伝統芸能を総合的に学ぶ教室です。民謡・三味線・和太鼓・踊り・琴・尺八・篠笛などいろいろなものが学べる、それが芸能技塾です。芸能技塾では、日本の伝統芸能を次の世代に引き継いでいこうと幅広い活動をおこなっています。
(「ムラマツ芸能技芸塾」サイトより

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荒馬座&ムラマツ芸能技塾コラボ公演を終えて ムラマツ芸能技塾 代表 村松 喜久則

去る6月1日に埼玉県蕨市立文化ホール「くるる」にて、「民謡の唄・踊り・太鼓で"ニッポン"元気!」と題し開催された荒馬座とムラマツ芸能技塾のコラボ公演も昼夜二回とも満席の盛会裏に幕を閉じることができました。

荒馬座さんと私ども(村松喜久則京極加津恵)とは、25年ほど前に何人かの方が東京民謡を勉強に通われたことがご縁となり現在まで交流が続いている中で、「蕨で一緒に公演を!」と言うお話をいただき、すぐさま公演を決定いたしました。

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今回、プロ集団荒馬座さんの胸をお借りして共演させていただくアマチュアの芸能技塾がどの程度できるものか心配しておりましたが、「それぞれの魅力が出ていてよかった。」「民謡の素晴らしさを知った。」等の感想をいただくことができました。

第一部の「頑張れ!東北・民謡で元気!」では、大震災で被害に遭われた人々を励ます芸能を披露の数々。
荒馬座の「水口ばやし」で始まり、京極の唄、技塾生の踊りで「津軽小原節」「南部荷方節」「白虎隊」等、村松が芝居仕立ての老人役で進行役を務めるとともに「新相馬節」を歌い、技塾生がご指導いただいた「じゃんがら念仏踊り」をともに歌いながら踊って一部をしめやかに締めくくりました。

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第二部では、京極の唄で金沢真美さんが踊った「西音馬内盆踊り」が観客を魅了、また、村松の芝居がかり「八木節忠治語り」で爆笑の大盛り上がり、特に、「秩父屋台囃子」等の迫力ある演技が際立ち観客の絶賛を受けました。

おかげさまで、今回の公演は大成功を納めることができました。

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注目すべきは、観客の中に鳥肌の立つほどの感動を覚えた人や力付けられたことに感激し涙ぐむ人の姿まで見られたという点であり、このことが先の大震災でいち早く復活させた芸能が人々を励まし勇気付けたという情景を彷彿させるとともに民族芸能や民謡の持つ力の大きさと社会的存在意義の重要性を示しているという点でした。

最後に、素敵な舞台の感動を荒馬座さんと共有させていただき御礼申し上げます。

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