活動レポート

路地裏de日本の心伝統の技―第21回「獅子舞」【東京都新宿区】

2014年1月22日

2014年1月に東京都新宿区の綜合藝術茶房「喫茶茶会記」を会場に「路地裏de日本の心/伝統の技」というイベントがおこなわれ、荒馬座が獅子舞で出演しました。

路地裏de日本の心/伝統の技」は、狂言師の大藏千太郎さんの企画するイベントで毎月第四水曜日の夜におこなわれています。毎回のゲストに伝統芸能や技の披露をしてもらい、終演後にホストの大藏千太郎さんとの座談会という企画です。第21回が「獅子舞」ということで、ご縁があって荒馬座で獅子舞を披露することになりました。大藏千太郎さんは、能楽師狂言方(大藏流)として、能狂言の舞台はもちろん、狂言の普及、指導の活動も意欲的におこなっています。また役者としてテレビドラマへの出演など幅広く活躍しています。

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当日来ていただいたのはこの企画や会場のカフェの常連のお客さん、スタッフも併せて20人ちょっとと、観る側も演じる側にとってもとても贅沢な場となりました。獅子舞の細かい振りや動きの解説をしながら、もちろん生のお囃子を入れて獅子舞一連、「玉ジャレ」などの技、またおかめひょっとこの「両面踊り」などを目の前で見てもらい、獅子舞をいろいろな面から楽しんでいただきました。

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終演後の大藏千太郎さんをホストとした座談会もたいへん盛り上がり、獅子舞だけでなく荒馬座のさまざまな活動も紹介しながら話に花が咲きました。お客さんの中にも、勤めている福祉施設に呼びたいといってくれる方もいたり、盆踊りに興味を持っているという方に荒馬座が毎年地域で取り組んでいる「板橋平和盆踊りふるさとまつり」の話をしたりと、いろいろと広がりのある座談会となりました。

レクチャー形式の公演+座談会という形の企画は、荒馬座としてもたいへん刺激的なものでした。この貴重な経験を、荒馬座の「あとりえ企画」などでまた別な演目でも企画できるよう今後に生かしていきたいものです。