活動レポート

2015『太鼓だ!DON!心つながれ芸能の輪』(埼玉県太鼓民舞サークル連絡協議会―交流&発表会)【埼玉県児玉郡美里町】

2015年11月22日

2015年11月22日(日曜日)に埼玉県児玉郡美里町で、2015『太鼓だ!DON!!心つながれ芸能の輪』がおこなわれました。

この『太鼓だ!DON!...』は「 埼玉県太鼓民舞サークル連絡協議会」(さいた連)の秋恒例の交流&発表会のイベント、 会場の美里町立大沢小学校体育館に埼玉県内の14団体の太鼓民舞サークルが集まりました。

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今回の『太鼓だ!DON!!』は、 美里町の『 万葉の里太鼓少年団』との交流企画も兼ねておこなわれました。
それぞれのサークルのふだんの稽古の成果を発表し合いながらの交流、 メンバーが足りないときは他のサークルからさっと補充できるのが「さいた連」のよさ! サークル発表の合間には名物の合同演目「ぶち合わせ太鼓」、 サークルそれぞれの法被が色とりどりに鮮やかに咲き誇ります。 いきなりのアンサンブルですが、しっかりきまる「ぶち合わせ太鼓」が『さいた連』の醍醐味です!

▼『万葉の里太鼓少年団』(埼玉県児玉郡美里町)

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▲『欅』(川口)「三宅島の太鼓」

万葉の里太鼓少年団』 は全国でも数少ない太鼓の「スポーツ少年団」(登録)、 月2・3回「ぶち合わせ太鼓」「輝け囃子」「元気一番太鼓」「秩父屋台囃子」などを稽古しています。 町のイベントなどを中心に出演も年に10回ほど、小学校1年から中学校3年までの約30名が元気に活動しています。 開幕はその『万葉の里太鼓少年団』。芸能を未来に継いでいく子どもたち、元気に満ちた若い力を魅せてくれました。

そして、川口の『』。旧鳩ヶ谷で生まれた歴史の長いサークル、最近は少人数ですが内容の濃い稽古をしています。今回は「三宅島の太鼓」でした。

▼所沢しの笛の会

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▲大麻生おやじ太鼓「八丈島の太鼓」

次に、『所沢篠笛の会』、わらべ唄、お囃子の笛を中心に活動しています。笛の発表は緊張しますが、この『太鼓だ!DON!!』は緊張の中にも楽しみがある発表の機会となっています。


そして、『大麻生おやじ太鼓』(熊谷)、2016年で十周年を迎えます。
「おじさん」らしく、腰や肩の痛みと闘いつつも稽古に励んでいます。地元大麻生地区での出演では、子ども太鼓『麻っ鼓』との出演も増えました。美里町の『木部おじさん太鼓』と二年越しで稽古を重ねて「おじさん&おやじ」の渋いお囃子「男祭り囃子」を創り上げました。


はちの巣太鼓(坂戸・鶴ヶ島)「荒馬踊り」

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▲松っ鼓(東松山)「水口囃子」

続いて、坂戸・鶴ヶ島の『はちの巣太鼓』。「はちの巣保育園」の保護者や職員が夏まつりをきっかけに太鼓を始め、それから20年余り...。おやこ太鼓をきっかけに女性陣も増え、また男性が多くなったり...。おやこ太鼓の子どもたちが成長して一緒に活動したりと、壮大な〜!)歴史を歩んでいます。楽しく叩いて、楽しく囃して、楽しく跳ねて、「大人が本気で楽しんでいる姿を子どもたちに見せたい!」とがんばっています!!

東松山の『松っ鼓』は、毎週木曜日に東松山特別支援学校の先生や保護者や地域の老若男女〜!)が集い、毎週木曜日に稽古をしています。隔週で学校の在校生・卒業生・支援学級の中学生と保護者、作業所で働く仲間たちも参加して、にぎやかに太鼓を叩いています。

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若駒(上尾)「虎舞」
今年も新人が入り元気な『若駒』です。今回は会として岩手釜石の『鵜住居青年会』から直に手ほどきを受けたり、釜石のイベントに出演したりと特に思い入れの強い「虎舞」です。
最近の稽古では「エイサー」に挑戦中、課題がまだまだ多いのですが、今後に乞うご期待!

▼夢ひびき(深谷)

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▲木魂会(浦和)「銚子囃子」

歩む会太鼓サークル『夢ひびき』。2003年に結成、丸12年になります。 12年間に積み重ねてきた「輝け囃子」「ソーラン節」を、毎月一回の稽古で新鮮に楽しんでいます。 フレッシュな仲間も増え平均年齢もグッと下がり〜!)、ますます元気です!

「木魂会」は、荒馬座創立25周年公演『木魂ひびかせて』浦和公演をきっかけに生まれました。 今回初めて披露するのが「銚子囃子」。3年前に荒馬座の教室参加したメンバーからの口伝えで稽古してきました。 覚えの悪い人や忘れっぽい人も、復習を積み重ねて何とか形になってきました!今の精一杯を披露します!

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川馬の会(川越)「エイサー」「花笠おどり」
毎週水曜日に川越の芳野公民館で稽古をしています。ここ数年メンバーの結婚出産ラッシュというおめでたいことが続き、稽古に参加できる人数は少なくなってきていますが、内容は毎回とても充実しています。楽しく張り切って発表します。

▼茶鼓の会(狭山・入間)「茶鼓囃子」

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▲風ん子(深谷)「水口囃子」

『茶鼓の会』オリジナルの演目「茶鼓囃子」も毎年少しずつバージョンアップしています(?!)月2回の稽古と年2回の飲み会を着実にこなして、こちらのほうもバージョンアップしています!

『風ん子』は1993年に生まれて22年になります。当初は参加人数は多かったのですが稽古場所が定まらずたいへんでした。近年毎週の稽古場所に加えて専用のロッカー〜!)まで確保することができ充実しています。稽古は、参加人数が少なめで、新人の参加もないのが悩みですが、地域のイベントなどの依頼にはなるべく応えるようにして、飲み会を元気におこなってがんばっています。

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神川豊穣太鼓(神川町)「神川豊穣ばやし―薫風」


神川豊穣太鼓』は結成18年目を迎えました。演奏する「神川豊穣ばやし」は1995年から荒馬座に作調を依頼し三年がかりで生まれた神川町の新しい芸能です。「栄獅子」「春駒」「豊穣」の曲に加え、木遣り唄「みのり」、女性陣による舞と太鼓「薫風」と年々新たな曲も加えて、ますます幅広く奥深いお囃子となってきています。 今回は、「薫風」を稔りへの感謝と皆さんの幸せを願って叩きます。

▼木部おじさん太鼓(美里町)「もみ太鼓」

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▲木部おじさん太鼓&大麻生おやじ太鼓「男祭り囃子」


2002年3月、美里センター設立ともに生まれたのが『木部おじさん太鼓』。
センター設立のお祝い&歓迎の太鼓で叩いたのを機に正式にサークルとして活動を始め、その後も美里センターでの月一回の稽古と稽古後の「反省会」をみっちりおこなっています。男性色を生かした「もみ太鼓」、「おじさんぶち」(2人回転のおじさん流ぶち合わせ太鼓)、「八丈島の太鼓」(ドンドラ、本囃子)。

そして今回は『大麻生おやじ太鼓』と一緒に二年がかりで取り組みで創り上げたオリジナルの「男祭り囃子」を披露しました。男の魅力あふれる〜!)、渋ーい太鼓囃子、進化し続けるおじさんたちです!

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※荒馬座は舞台設営などに協力しています。