活動レポート

オリンピック・パラリンピック推進校事業「獅子舞体験」調布市立富士見台小学校【東京都調布市】

2015年12月 4日

12月4日に東京都調布市の調布市立富士見台小学校で、獅子舞体験ワークショップ&ミニ公演をおこないました。
東京都教育庁の推進する「オリンピック・パラリンピック推進校事業」の一環としての日本の文化「獅子舞」体験でした。

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富士見台小学校に69頭の獅子が舞う! 調布市立富士見台小学校 豊田政美

12月4日金曜日、富士見台小学校の体育館に69頭の獅子が舞った。

「えっ!69頭も?」、「何の祭り?」

実は、それは、支援学級のかしわ学級6人を含む3年生68人による獅子と荒馬座の二人立ちの獅子1頭による獅子舞だった。荒馬座の座員が演じる獅子舞の演技の後半、68頭の子ども獅子が一斉に登場、荒馬座の獅子と一緒に、舞い踊った。そして、ジャレの時、一斉に69頭の獅子が、会場中に散らばった。子どもたち、先生たちは大喜び。6年生たちも、「噛んで噛んで!」と嬉しそうに獅子を呼ぶ。噛まれて大喜び。そして、それが獅子たちをまた喜ばす。子どもたちの喜びの渦が巻き起こり、体育館全体がお祭りの雰囲気に包まれた。

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そして、そのあとはぶち合せ太鼓。スペシャルゲスト(実は、わたくし)を交えてこれまた盛り上がり、この公演は、終了となった。たった20分くらいの公演だったが、富士見台小学校の子どもたち、393人と先生たちみんながおおいに満足したひとときとなった。

さて、この取り組みはと言うと、東京都教育庁が企画している「オリンピック・パラリンピック推進校事業」の一環で、日本の文化を体験することをねらいとして実現したものです。
3年生たちは、この公演の前45分間で「獅子舞体験」をしました。使った獅子は、図工の時間に飲料水の紙パックで作ったもの。
まず、荒馬座のメンバーから、獅子舞の話を聞いた後、獅子舞の基本的な動きを教わりました。そう言っても、獅子の動きは結構難しいはず...。でも、子どもたちは、獅子舞の動きを楽しそうにまねて、結局かなりの動きを身につけたのでした。恐るべし68人の子どもたちと荒馬座!
そして、その45分間の成果を全校児童の前で、披露したのでした。

公演が終わった後、あたたかく、そして、幸せな空気でいっぱいになった富士見台小学校。学芸会が終わったばかりでも、みんなでがんばって取り組んで迎えたこの日。荒馬座と富士見台小学校の全校児童、教職員全員のつながりが生み出した素晴らしい時間となりました。きっと、今日のできごとは、みんなの心の何処かに、刻みこまれたことでしょう。

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ちなみに、この1週間後、かしわ学級は、調布の支援学級9校が出演する合同学習発表会の舞台に立った。披露したのは、ソーラン節や虎舞を含んだ「かしわ丸の出航だ~!」。観に来たのは、獅子舞体験をした3年生。演目の初めから、手拍子で盛り上がり、これまた幸せなひと時となった。

民俗芸能は、本当に素敵だ!
日本に来た、外国の人たちにもそんな気持ちを味わってもらえたら嬉しい。