体験学習

「日本の伝統文化にふれる」という趣旨での太鼓民舞体験学習です。

庶民の生活から生まれた民族芸能は、日本の伝統文化を学ぶ基本としても、日本人の暮らしや考え方を知る上でも、分かりやすく楽しく伝えることのできるすぐれた文化です。
また現代の子どもたちに必要なコミュニケーション力や創造力を養う知恵も芸能の力のひとつです。

荒馬座では、「鑑賞教室」として学校に伺うほかに、先生方の研修や模擬授業、学年や学級の子どもたちへの出前授業などさまざまな形態で対応します。

また、「オリンピック・パラリンピック教育」に向けての「伝統文化体験プログラム」も、さまざまな形でご用意しています。

ぜひ、荒馬座との「伝統文化の授業」を体験してください。

対象人数
学校の授業などは1クラス単位程度
授業者
2~3人 ※荒馬座から講師として伺います。
所要時間
1時間~1時間30分程度

体験学習プログラムと実施例

芸能や楽器の特性を紹介し、体験する授業の組み立て例を紹介します。

日本の伝統文化を体験しよう!

中国から伝わってきた三味線は、沖縄に来て「三線」という楽器になりました。沖縄で自由に踊られている「カチャーシー」は、奄美の「六調」・徳島の「阿波踊り」・新潟の「佐渡おけさ」・津軽の「あいや節」と、風土によって踊りが変わっていきます。
芸能は暮らしの中で、労働の励みとしてまた、豊作や大漁、故郷の安寧などの願いを込めて育まれたものなので、土地柄や気候風土によって変遷していきます。

沖縄の芸能

◆沖縄の楽器「三線」・「沖縄の太鼓」の紹介
◆「三線」を使って「エイサー」の演舞
◆沖縄の踊りを体験してみよう「みんなでカチャーシー」

青森の芸能

◆津軽三味線の紹介と演奏
◆青森のまつり「ねぶた祭り」の紹介
◆楽器の紹介「太鼓」「」「手平鉦
◆体験しよう「荒馬踊りを踊ろう」

和楽器の体験

◆篠笛を吹いてみよう!
◆笛・鉦・太鼓のかけあいが楽しい「水口囃子」の演奏。
◆お囃子を体験しよう: 「みんなで輝け囃子を叩こう」

お囃子をつくろう!

叩けば音が出る!親しみやすく奥が深いのが太鼓の魅力です。
そして、力強い大太鼓下打ちの小太鼓がテンポを刻み、にぎやかなの音やのメロディが加わると、心弾む楽しいお囃子になります。みんなで力を合わせて作るのがお囃子の魅力です。

和楽器の紹介

日本の音楽、お囃子になくてはならない楽器を紹介します。

和楽器の体験

大太鼓小太鼓などを叩いてみよう!
どんな叩き方をするのでしょうか?どんな音がするでしょうか?

お囃子をつくろう

みんなで叩こう みんなで囃そう!
これらの楽器が合わさるとどんなお囃子ができるでしょうか!
「ソーレ ソレソレ!」とかけ声をかけたり、踊ったり、そして思いっきり太鼓を叩いて、みんなで作るお囃子の楽しさを体験しましょう!

お祭りのはなし まつり囃子

作物の実りを願って「豊年万作」、健康で暮らせますようにと「無病息災」などいろいろな願いを込めてお祭りがおこなわれてきました。楽しいお祭り、供養のまつり、働く人々のいろいろな思いが祭りとともに伝えられてきました。
そんなお祭りの話とまつり囃子を紹介します。

米作りと芸能

庶民の生活から生まれた日本の民族芸能にとって、米作りは深く密接なかかわりがあります。
荒馬座は美里センターにおいて、地元の農家の協力・指導を受けながら、実際に米作りを行っています。そういった実体験と伝統文化を併せてお伝えできるのも、荒馬座ならではの特色です。

すぐれものの日本のお米についてのお話

日本のお米や米食、日本の伝統食のこと、米をつくるために山や川を守ってきた話、米作りの作業や米作りにまつわる芸能になどについて紹介します。

米作りにまつわる芸能の紹介・実演

水口囃子 ※豊作を願う春まつりのお囃子
◆田植え唄 
◆花田植え ※田植えの晴れやかさをあらわした芸能
など

米作りにまつわる芸能の体験コーナー

米作りにまつわる芸能や民俗行事などを体験しながら、米作りや米をつくるために水を作り、里山を守り、自然とともに生き、仲間と力を合わせて生きてきた先人の知恵や精神を子どもたちと一緒に学んでいきます。

◆豊年踊り ※豊作を祝う踊り
◆百姓踊り ※農作業の様子を踊りの振りにした踊り
など

実施例・レポート

その他の実施例・レポート