未来は祭の輪の中に ‐荒馬座創立45周年記念公演‐

※この作品は上演を終了しました。

―人はつながることで苦難を乗り越えて生きてきた―

民族歌舞団荒馬座は、1966年東京板橋に生まれました。
たくさんの働く人々に支えられて、太鼓や踊りといった民族芸能の舞台や普及活動を首都圏に広げて、今年で45年目を迎えます。
創立45周年の節目として、これまで荒馬座を応援していただいた皆さんへの感謝の思いと、これからも「首都圏に民族文化の花を咲かせる」活動を広げていこうという決意の気持ちを込めて、荒馬座創立45周年記念作品『未来は祭の輪の中に』を、2012年2~9月にかけて首都圏各地域の12会場で13ステージの上演を予定しています。


何度も災害や飢饉に見舞われてきた祖先たちは、そのたびに力を合わせて乗り越えて生きてきました。民族芸能は、人々が力を合わせ、心を寄せ合い、生きる喜びが生まれ、苦難を乗り越える復興の力となってきました。 先に未曾有の被害に遭った東日本大震災にあっても、絶望を希望に変えて歩む方々の心の絆となっているのです。改めて芸能の力、人と人のつながりの力を学びました。

写真 私たちはこの45周年記念公演を通して、地域に祭の輪をつくりたいと思っています。第一部の最後に実行委員会の皆さんと舞台で一緒に叩く「中山太鼓」はそのひとつの象徴です。第二部では、東北の芸能を多く取り上げました。鎮魂と復興への願いを込めて、そして人と人の絆に明日を拓く希望を託して、今こそ地域で大きく祭の輪を作りましょう。 みんなでつくる、祭りの輪の中に、たくさんの方々のご参加・ご協力をお願いいたします。

■作・構成・演出 宮河伸行
■美術 下野正晃
■制作 金子満里・貝塚理子
■振付協力 古水力(『浦浜念仏剣舞保存会』)

>> チラシ画像(別ウインドウが開きます)

上演プログラム

【第一部】未来は祭の輪の中に
  • 白鳥おどり
  • 江戸の祭
    「まとい・はしご乗り・両面踊り・獅子舞」
  • 荒馬踊り
  • 浜獅子祓い太鼓
  • 中山太鼓

(休憩15分)

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【第二部】あしたへ向かって
一 三陸港まつり
  • 浦浜の鎮魂歌
  • 虎舞
  • 七頭舞
二 稔りの明日へ
  • 津軽三味線
  • 曳き山祭囃子
  • 竿灯
三 誓い新たに
  • 秩父屋台囃子
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※演目は変更することがあります。
※上演時間120分(休憩15分含む)。

メッセージ

制作より

―生かされている自分 つながりあういのち  乗りこえる力  みんな祭から学んだ―

写真未曾有の大災害に見舞われた東北、関東地方。これまでも何度も災害や飢饉に見舞われてきた祖先達は、それでも乗りこえて生きてきました。そして民族芸能は、乗りこえるときの力になってきたのです。芸能をすることで力を合わせること、心を寄せ合うこと、生きる喜びを感じ合うことができます。それが復興の力になりました。

この先、私たちや私たちのふるさとはどうなっていくのだろう、不安が世の中全体を覆っています。今回のことで私たちは、それでも絶望を希望に変えようとする芸能者の姿を目の当たりにしました。荒馬座が歩んできた45年、そんな芸能の力、芸能を受け継ぎやり続けようとする人々の姿から多くを学びながら歩んできた45年だった、ということをかみしめています。

写真人間は本来、社会の中でいろいろないのちとつながって生きるものです。その本来のあり方を生き生きと伝えてくれるものの一つが祭りや芸能です。地域社会の中で祭りや芸能は生きる知恵や人としてのあり方や身体作りなど人の成長にとって大事なものを伝えてきました。そして生きる力になってきました。今この時代、人々がつどい、苦労も喜びも共にしながら時間をかけて祭りを作ることは、生きる希望とさえ言えるのではないでしょうか。

荒馬座は公演を観ていただくことはもちろん、その公演を成功させるまでの地域市民の取り組み、地域での太鼓や踊りの普及活動など、さまざまな取り組み過程そのものが、祭りの輪を作ることと捉え、45周年記念公演を多くの方と共に作り上げたいと思います。

―明日を拓く希望を託して 祭りでつながろう 輪を作ろう―

(制作/貝塚理子)

作・演出より

天下泰平 國土安穏 萬民豊樂

地上に 平和な世界が実現しますように
国が早く鎮まり 
安心して穏やかに暮らせますように
みんなが楽しく 豊かになりますように

雄大な自然に包まれて生きた先人達は
世の中が 少しでも よくなりますように
その為に 自分をお役立て下さいという
『誓願』を立ててきた

荒馬座にも 四十五年前の『誓願』がある

「どこの馬の骨とも分からぬが
眼だけはギラギラと輝いていた」
という若者たちが起ち上げた誓願

世の中が 少しでもよくなりますように

まだまだ未完成な私たちでも
今 この場所で 祭の輪を創ることが
みんなの幸せにつながりますように

未来が 少しでも よくなりますように

未来が 少しでも よくなりますように

(作・構成・演出/宮河 伸行)

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