未来へのまつり ‐五十年後の子どもたちへ‐

※この作品は上演を終了しました。

荒馬座は2016年9月で創立50周年を迎えました

今回の記念公演のテーマは「50年後の子どもたちへ
荒馬座が50年間伝えたかった思いと
50年後の子どもたちに手渡したい未来を
客席の皆さんとともに確認していく舞台です
第一部では働きながら荒馬座とともに
太鼓や踊りを広めてきた準座員そして子どもたちと一緒に
総勢50名で舞台狭しと躍動します

さらに第二部では、震災後の福島で地元の人たちと創作した
霊山廻り打ち』を地域の再生を願って実行委員会の方々と
心ひとつに打ち鳴らします

これまで支え続けて下さった皆さんへの感謝と
未来への祈りを込めて・・・

■作・構成・演出 宮河伸行
■音楽 安達元彦
■美術 下野正晃
■制作 金子満里・北中早苗

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>> 開催日程

プログラム

第一部 まあだだよ

第一場 はるかむかし
アイヌの唄と踊り キツネの踊り

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剣の舞 / 鶴の舞

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弓の舞

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第二場 いま
八丈島の太鼓 / 貝殻節(傘踊り)

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三宅島の太鼓

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第三場 五十年後の子どもたちへ

第四場 未来へ
荒馬踊り

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第二部 未来へのまつり

七頭舞

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春を待つ(津軽三味線演奏)

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沖縄の唄と踊り
汗水節 / まみどうま / 国頭さばくい

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霊山太鼓

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霊山廻り打ち

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実行委員会の皆さん

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おわら

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秩父屋台囃子

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※変更することがあります。

制作より

荒馬座は2016年9月で創立五十周年を迎えました。これまで荒馬座を支えて下さった方々への感謝の意を表すとともに、応援して下さるすべての皆さんの力を集めて、2017年の2月から7月にかけて首都圏9会場10ステージの記念公演の上演を企画しました。おかげさまで、2月の深谷・足立・藤岡・川越での上演を盛況のうちに終えることができました。その後、構成や演出に手を加え若干の改作を進めて、6・7月上演に備えています。

50th_03.jpg今回の公演のテーマは『未来へのまつり―五十年後の子どもたちへ』。近年荒馬座の公演対象の中で最も公演数の多い子どもたちの目線を通して、荒馬座が創立以来五十年間伝えてきた思いを客席の皆さんと共有し、これから先の五十年、どんな未来を子どもたちに手渡していきたいのかをともに確認する舞台です。

そこで、その未来の希望の象徴として、「アイヌの踊り」と「荒馬踊り」を元気に踊る子どもたちの出演する場面を創りました。市民参加型の舞台を創ろう、アイヌの踊りや荒馬踊りの魅力を広めよういということも意図しています。子どもたち(子役)の出演に向けて集まってくれたのは、これまでに太鼓民舞教室や公演で関わり深い方々や各地の太鼓民舞サークルの子どもたち、年齢は4歳から中学1年生までの約30名。4月から2017年の1月までの9ヶ月間毎月1・2回、延べ20回ほどの稽古を重ねて、2017年2月の各地域での公演はその成果を存分に発揮しました。子どもたちの熱演には、あたたかい拍手が惜しみなく送られ、未来への思いを込めた多くの感想が寄せらせました。稽古を通してのたくさんの出会いや大きな舞台の経験を通して、演技もこころも身体もたくましく成長した子どもたち。学年もひとつずつ進み、この4月からはまた稽古を再開し、6・7月にはさらに充実した第一部の舞台をお届けしていきます。

50th_04.jpgまた、30年にわたり働きながら荒馬座とともに太鼓民舞の種を蒔いてきた準座員群像の象徴として、演技部準座員が子役の子どもたちとともに第一部に出演します。総勢50名あまりの出演者が舞台狭しと躍動する五十周年記念公演の第一部。舞台に立った子どもたちが、そして彼らの輝く姿を見た子どもたちが、五十年後の次の世代に日本の太鼓や踊りの素晴らしさを継いでいってほしい。そのような私たちの願いのもとに集まった子どもたちと、そしてこの公演に関わるすべての皆さんとともに民族芸能を育んできた人間の生命力を高らかにうたいあげていきます。

公演に向けて各地域での取り組みの基礎となる実行委員会づくりは、これまでに地域で文化運動を支え創ってきた企画制作部と美里の準座員が引き続き中心となって組織しています。実行委員会では、福島県伊達市の霊山太鼓を元にした「霊山廻り打ち」に取り組み、公演当日舞台で叩きます。それぞれの地域で幅広く参加を呼びかけ、「霊山廻り打ち」の練習や公演に向けた具体的な取り組みを進めています。

『未来へのまつり―五十年後の子どもたちへ』、過去から次世代へつなぐ夢と希望の一大プロジェクト、2月のそれぞれの地域での広がりを経て、6・7月の上演の地域へさらにつないでいきます。

制作 担当 金子満里

作・演出より

『未来へのまつり―五十年後の子どもたちへ』の第一部は、座員13名、演技部準座員17名、子役25名で創る作品です。
このような大人数、しかも座員だけではない人た ちと創る舞台は荒馬座としては初の試みとなります。お客さんに何を見てもらうのか? 
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荒馬座の五十年は座員だけで成り立った五十年ではありませんでした。座の周りには常に『働く人々』が いました。座も『働く人々の幸せ』を願う表現を求めてきました。その根っこは変えず、しかし五十年たった今、観客対象の多くは保育園、小学校に通う子どもたちという風に時代は変わりまし た。

普段の、座員が直接客席に向かって芸能の魅力を伝える舞台と違い、今回は、プロ集団たる座員と、別の職場を持ちながら芸能を自ら演じることで『働く人々の幸せ』を願う演技部準座員と、 五十年後の世界をきっと見届けるであろう子どもたち......この三者が芸能という媒介を通して『命の輝き』という化学反応を起こしていく様子をありのまま客席の皆さんに見ていただく舞台です。

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タイトルを『まあだだよ』としました。それはこの子たちに胸を張って手渡せる『幸せな世界』がまだまだ実現できていないことへの芸能者としての懺悔です。三者は最後の『荒馬踊り』で初めて 一つになり、客席へ向かって何かのメッセージを発信します。そのメッセージを客席でどうか受け止めていただければと思います。  

打って変わり、第二部は座員13名で心一つに未来への祈りを込めて演じます。本公演初の演目もいくつか登場しますし、周年公演ならではの大人数での太鼓や踊りもお楽しみいただけることと 思います。そして本公演を取り組んで下さった実行委員会の皆さんの熱い思いも『霊山廻り打ち』という形で客席の皆さんに観ていただきます。

座員だけではなく様々な人々に支えてもらってたどり着いた五十年です。荒馬座は、この人々とともに、未来の五十年もきっと創っていきます。

制作 担当 宮河 伸行

スタッフ

■作・構成・演出 ...宮河伸行
■美術 ...下野正晃
■音楽 ...安達元彦
■照明プラン ...舟田厚志
■照明 ...前田朱美
■音響プラン ...岩澤和生
■音響 ...サウンドメソッド
■舞台監督 ...舟田厚志
■制作 ...金子満里・北中早苗

■振付・演奏協力
振付 ...平澤隆二 
トンコリ録音 ...篠田マナ 

開催日程

  • 2017年2月5日(日曜)15:00開演 深谷市民文化会館 大ホール(埼玉県深谷市)<終了しました>
  • 2017年2月12日(日曜)11:00/16:00開演 シアター1010(東京都足立区)<終了しました>
  • 2017年2月18日(土曜)16:00開演 みかぼみらい館(群馬県藤岡市)<終了しました>
  • 2017年2月25日(土曜)18:00開演 ウェスタ川越(埼玉県川越市)<終了しました>
  • 2017年6月3日(土曜)18:00開演 板橋区立文化会館(東京都板橋区)<終了しました>
  • 2017年6月17日(土曜)18:00開演 さいたま市文化センター大ホール(さいたま市/埼玉県南部)<終了しました>
  • 2017年6月25日(日曜)16:00開演 パルテノン多摩(東京都多摩市)<終了しました>
  • 2017年7月7日(金曜)19:00開演 練馬文化センター 大ホール(東京都練馬区)<終了しました>
  • 2017年7月9日(日曜)16:00開演 桐生市市民文化会館 シルクホール(群馬県桐生市)<終了しました>

料金

指定席
一般4,000円/割引3,000円
自由席
一般3,500円/割引2,500円
※割引は4歳~高校生、障がい者、65歳以上の方

席の設定及び料金は会場によって異なることがありますので、お問い合わせ下さい。