準座員の活動

荒馬座は専門の歌舞団ですが、別に仕事を持ちながら荒馬座の活動をしているメンバーが「準座員」です。「荒馬座研修生」の修了者を対象としています。
2010年度には「荒馬座準座員」は100名を越え、「働くものの文化を働くものの手でつくろう!」と首都圏各地で荒馬座の活動を支え広げる大きな力となっています。

準座員のメンバーのそれぞれの職業は、保育園や小学校・養護学校など教育・福祉関係、また自営業・一般企業など多岐にわたっています。
活動形態が「演技部」「企画制作部」「美里準座員」の三部に分かれ、それぞれに稽古日を設けて活動しています。
今年度は、100名を越えるメンバーがそれぞれの場で活動をさらに広げ、民族芸能を通して人と人をつなぎ、地域をつなぐ文化作りをしています。

活動内容

演技部

準座員独自の公演活動を主にしており、毎週水曜と金曜の定例稽古を通年でおこないっています。準座員ならではの演目づくり・舞台作りなどの創造活動はもちろん、一般公演の他、座員と一緒に舞台をつとめたり、宣伝公演に出かけたりしています。

企画制作部

それぞれの職場や地域・学校などで太鼓や民舞を広める活動の中心となって活躍しています。地域での太鼓サークルや学校や地域での太鼓民舞の講習やさまざまな文化企画などにも幅広く関わっています。
保育や教育現場での太鼓民舞の実践交流の場としての『荒馬座鼓舞志の会』の企画・運営の中心的な役割も担っています。

美里準座員

2002年の「美里センター」設立後、「美里研修生」を経て、主に北埼玉・群馬で活動する準座員です。
毎週土曜日に「美里センター」で定例稽古をして、実践交流・情報交換を深めて、「美里センター」を中心とした地域で幅広く太鼓や民舞を広める活動を担っています。
北埼玉・群馬での地域公演の実行委員会の中心となって公演を広げて、地域での文化企画に座員と一緒に出演などもしています。

稽古と交流

地域の日

準座員全体の交流の場が「地域の日」です。年に何回か「演技部・企画制作部・美里準座員」の三部が集まり、合同稽古と活動報告・実践交流などをしています。
合同稽古は、各部がそれぞれの演目で稽古の進行を担当し、ある時は演技部の女性が「ソーラン節」の女性踊り、男性は「沖上げ音頭」。美里準座員は「水口囃子」。企画制作部は「さんさ踊り」などとと、ふだん力を入れて取り組んでいる演目を準座員全体に体験してもらったりします。お互いに伝え唄え合うことでいい刺激となり、稽古場いっぱいの人数で、各部の演目や稽古の雰囲気も新鮮に体験して充実した合同稽古となります。
各部の活動報告をして、実践交流。さらに自己紹介や日頃の地域や職場での準座員としての活動やさまざまな体験、準座員を続ける思い、座との出会いなどを語って、お互いの交流もおおいに深めています。

ここ数年、準座員合同で『神着郷土芸能保存会』の皆さんに手ほどきを受けています。'09年の11月には、準座員合同で三宅島に行き、『神着郷土芸能保存会』の皆さんの稽古に参加させていただく機会もありました。

稽古日

企画制作部(板橋) 毎週月曜日 18:30〜21:30
演技部(板橋) 毎週水・金曜日 18:30〜21:30
美里準座員 (美里センター) 毎週土曜日18:45〜21:30

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