あとりえ企画「水俣・芸能・未来」

11/26(日)、板橋の荒馬座であとりえ企画「水俣・芸能・未来」がおこなわれ、おかげさまで盛会でした。

水俣病患者家族として水俣病に向き合いのりこえてきた杉本肇さんのお話、
肇さん・実さんご兄弟を中心とした「2001水俣ハイヤ節」、竹楽器の演奏、水俣袋地区の力強い「棒踊り」の披露など、
芸能を今を生きる力としている水俣の皆さんの姿が印象的な企画となりました。

【参加者アンケートより】

▼「水俣病でズタズタになったふるさと・人の心が、地元の芸能によってつらい時期を支えられ、今も地元の芸能の発展に活躍しているなんて、民族芸能の力をみせられた気がします。そして、そこからさらに新しいものを創り出す皆さんの力。病と闘ってきた水俣の人々ならではのパワーだと思う。私も同じ人間、同じ力が自分にもあると感じられるすばらしい演奏と踊りでした。水俣にぜひ行きます。」

▼「同じ地域の中で、加害者・被害者、そして病気による差別や偏見があったこと、水俣病のためにある日突然人のきずなが引き裂かれてしまったことに衝撃を受けました。でも、肇さんがおっしゃっていたように、これからの水俣の五十年、どうしていかなければならないのか、水俣に生きる人々の人間力に感動しました。引き裂かれた人々のきずな、でもそれを再生して、これからを築いていくこの人間力のすばらしさを感じました。」

▼「水俣の話をじかに聞き、教科書やニュースでは知り得なかった患者さんやその家族の方の苦しみ、つらさを知ることができました。
そんな中に水俣に住み、水俣を愛する人々の想い、未来へつなぐもやいづな…、水俣に伝わる芸能や新たに創作された芸能から感じることができました。」

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