『誓い新たに』上演を終了しました!

-ここからまた、誓い新たに-
〔制 作〕貝塚 理子 

 荒馬座創立40周年記念公演『誓い新たに』は、この2月より首都圏を中心に14会場で上演を重ね、
おかげさまで延べ14,000名の方々に観ていただきました。

すべての公演で、本当にたくさんの方々から力強くあたたかいお力添えをいただきました。
実行委員会の皆さん、チケットの普及にご協力下さった皆さん、そして会場においで下さった皆さん、ありがとうございました。

 働く状況も生活スタイルも変わり、実行委員会形式での取り組みはとても大変になってきました。平日の夜は遅くまで仕事だったり、家が遠かったり、気持ちはあっても実行委員会に集まれない人たちも多くなりました。
それでも、子連れお弁当持ちでやってきてくれたり、終わり近くになっても駆けつけてくれる人がいたり、実行委員会が終わって「これからまた仕事だ。」と職場に戻る人がいたり、寄せて下さる思いの熱さに涙することもしばしばでした。
疲れた時でも、大変な時でも、集まって「元気一番太鼓」を叩き歌い、チケットが売れず頭を悩ませたり、宣伝に駆け回ったりして、少しずつ人がつながっていきました。
そうして迎えた当日、会場を埋め尽くすお客様が喜んで下さる姿、笑顔。
みんなで力を合わせて成し遂げた喜びは、庶民が厳しい労働や社会の中で祭りを作ってきた思いと共通するように思います。

 憲法や教育や労働環境や福祉や、暮らしのいろいろがゆがめられている今、ともすると絶望しそうな今ですが、こんなにも人って素敵、こんなにも健全な喜びがある、そう思えるのです。
いのちを慈しみ、平和を愛し、汗して働き、そしてまつりを楽しむ、そんな庶民の応援歌をこれからも作っていきたいと、誓いを新たにしています。

 荒馬座は、この9/16で41周年を迎えました。また45周年・50周年に向けて、引き続きご支援よろしくお願いします。

070928_1 070928_2 070928_3

Clip to Evernote このエントリーをはてなブックマークに追加Check