3/10(日)の「あとりえ平和のつどい」、
おかげさまで来場者が80名を越える大盛況となりました。
今回は、「ふるさとフクシマここに生きる」と題して、福島県伊達市霊山町より『霊山太鼓保存会』の皆さんをお迎えしました。
開幕は歓迎の「中山太鼓」、客席にも呼びかけ叩ける方に参加してもらいました。
第一部は、先の東日本大震災による被災の体験、そしてその後のフクシマの原発事故によるさまざまな被害や影響などを、保存会の方々それぞれの体験から語っていただきました。
第二部は、お待ちかねの『霊山太鼓』。
ノリよくバチさばきも鮮やかな小太鼓に乗っ
て、桐の木で作った太いバチで、
踊るような身体の使い方で創作のリズム「サク」を打ち込んでいく大太鼓。
間に「甚句」の唄や踊りが入ってちょっとゆったりする部分もあり、
最後は「打ち囃子」で最高潮に盛り上がって終わりました。
その後、「霊山盆唄」でご来場の皆さんで地元の盆踊り体験、
客席と舞台の区別なく会場中の皆で総踊り状態!となりました。
フィナーレには、保存会の皆さんと荒馬座で「中山太鼓」、
次第に会場からも叩き手に加わり、大きな輪ができました。
3月末に予定している「りょうぜん里山がっこう」での『友よ―あの日から』コンサート。
また今年の夏の「霊山太鼓まつり」などにつながっていけば…と。
今後に向けてさまざまな広がりを予感させるあとりえ企画「平和のつどい」でした。
【ご来場者の感想より】
▼「震災から2年が経ち、復興を支援し関心を持ち続けてきましたが、福島については未だ収束の見えない原発に関わる問題が山積みで、避難先で生活している人たち、家族がバラバラになってしまった人たちを思うと、つらくて悲しくて苦しくて、見ないように考えないようにしてきたように思います。でも今回の企画に参加して霊山の皆さんからお話を伺い、震災からの困難を極める状況が未だ続いていること、その中でここに生きると覚悟を決め強く優しく生き続けている方々、ずっと思いを寄せていかなければならないことがわかりました。
霊山太鼓、最高でした。華やかで明るく楽しい太鼓で、すっかり魅了されました。太く短いバチが、拳のように腕と一体となって踊りながら叩いている様子、とてもよかったです。甚句での踊り、そして会場の皆さんでの中山太鼓も楽しかった。霊山太鼓のお祭りにもぜひ行きたいです。
福島の方々の明るさと強さ、若者たちの前向きな思いにふれることができて、本当によかったです。」
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