「八丈島太鼓」、思いと年季が入って!

8/9(火)~8/11(木)は、板橋で「八丈島の太鼓」の講座でした。

この講座は、島では「しゃばたき」「本ばたき」などと呼ばれている太鼓の曲を、上打ち・下打ち、唄と併せて、3日間で稽古します。

荒馬座の講座の中でもいろいろと苦難の(?!)歴史があって、口伝を覚えるのに苦労する方が多かったり、講師が口伝を伝えきれなかったり、口伝をそれぞれ構成して作ってもらったり、初級コースと中級コースをそれぞれ設けたりと、さまざまな形で、受講される方とともに創ってきました。

受講される方も「口伝を覚えてからが楽しくなる。」と言っていただき、毎年参加してくれる方も多くその年季の入った太鼓に、初めて参加する方もどんどん引っ張られるように叩けるようになるという雰囲気もあります。  .中日の交流会の参加者も多く、最終日の発表会後の修了式も大変充実して、中身の濃い「八丈島太鼓」講座となりました。

【受講された皆さんの感想を一部紹介します】

▼「初めて参加させていただきました。太鼓の叩きからの基本からまたしっかり教えていただき、自分の中で気をつけながら叩くことができました。まだまだたくさん課題があるので教えていただいたことを常に意識しながら練習していきたいと思います。」

▼「何回か参加した中でいちばん爽快な気分で終わった気がします。まだまだ難しけれど斜め打ちを教わったこと、上打ちと下打ちの合わせどころがわかったことがとても嬉しかったです。一緒に参加して叩いた皆さんがとても温かく励まし合える人たちだったことで三日間続く原動力となりました。タイヤ打ちから始まって、後打ちや唄などもていねいな指導でとてもわかりやすかったです。他の人たちのダイナミックな叩き方も見ていてとても参考になりました。勉強にもなってとても楽しい講座でした。」

▼「まずは楽しかったの一言!何度も口伝がゴチャゴチャになって、暗いトンネル(?)に入り込んだけど…一度も不安になったりつまらなくなっりしなかったのは不思議でした。経験者の皆さんの温かい支えや講師の皆さんの人柄なんだろうなと思います。三日間でこんなステキなつながりができるなんて、このたいへんな社会の中ですごいことだと思います。こういうつながりを職場の子どもたちや地域の保護者にも伝えたいですね。八丈島太鼓の入口はバッチリだったので、これからが楽しみです。」

▼「今回は、『三日間の講座で、気力・体力がどうなるか、今の身体に向き合っていく!』が目標でした。毎回のことですが、参加者皆さんの温かいオーラに包まれて三日間を過ごすことができました。この太鼓は上打ち・下打ち・唄と、三者がいてこその太鼓。太鼓を通して人と人がふれあうよさもしみじみ感じました。」

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