本の紹介です

111matahukusigakagetuki_2 この8月末にに出版された新刊の本の紹介です。

また、福祉が人を殺した(「あけび書房」刊)

著者は、『福祉が人を殺すとき』『貧困と闘う人々』などの著作で知られるルポライターの寺久保光良さん。荒馬座第11期研修生を経て、演技部準座員もしていた、荒馬座とご縁の深い方です。

寺久保さんは、その後高知女子大学・山梨県立大学の社会福祉関係の学部で教鞭をとり、公的扶助の問題の研究と社会福祉に関わる人材の育成に努めてこられました。また併せて地域にネットワークを作り、作業所の所長なども務める傍ら、公的扶助・生活保護に関わるルポの活動を継続されてきました。

その寺久保さんが地元の埼玉県和光市にまた拠点を移しての新たなルポの第一弾が、この「札幌姉妹孤立死事件」を取り上げた『また、福祉が人を殺した』です。

「生活保護バッシング」がことさらにメディアに取り上げられる中で、見過ごすことのできない「貧困格差社会」の実態の追求に踏み込んだこのルポ、ぜひお読み下さい。

※この本では併せて、反貧困運動で活躍する作家の雨宮処凛(「反貧困ネットワーク」副代表)、元生活保護利用者の和久井みちる、著者寺久保光良の鼎談で、生活保護をめぐる諸問題を浮き彫りにしています。(「あけび書房」サイトより)

Clip to Evernote このエントリーをはてなブックマークに追加Check