8月の「三陸港まつり」、東海新報社の記事より紹介します!

さて、去る8月16日におこなわれた今年の「三陸港まつり」。
東海新報社」2012年8月18日付の「各地のニュース/大船渡市」にて、
三陸港まつり今年も 冥福祈る灯ろうの列」として紹介されました。

▼「大船渡市三陸町越喜来の第38回「三陸港まつり」は16日、三陸公民館駐車場を主会場に催された。祖先や震災犠牲者の冥福を祈る灯ろう供養、地域内外の郷土芸能奉納などが行われ、住民らがさまざまな思いをはせた。
 盆の恒例行事となっている同まつりは、実行委員会(古水力実行委員長)が主催。鎮魂と復興への願いを込めるとともに、子どもたちに夢と希望を持たせ地域を元気づける契機にと、地域内外の協力を得て開催した。
  立秋を迎えたあと連日の残暑に見舞われている気仙地方。この日は、盛岡地方気象台の観測で大船渡の日中最高気温34・5度と、この夏一番の暑さに。まつり 開始を前に、主会場に近い円満寺境内では地元の浦浜念仏剣舞金津流浦浜獅子踊、立根町の川原鎧剣舞、埼玉県神川町の神川豊穣太鼓の奉納が行われた。
 午後5時を過ぎても30度を上回る蒸し暑さの中、子どもから青壮年までの踊り手たちは大粒の汗を浮かべながら演舞。詰めかけた住民や帰省客から大きな拍手を送られていた。
 このあと、住民らがおよそ300個の灯ろうを手に津波のつめ跡が残る三陸公民館まで移動。昨年から海への灯ろう流しを取りやめており、特設の祭壇に並べた。
 夕闇の中にほのかな明かりが浮かぶ幻想的な光景のもと、僧侶による読経や篠笛奏者の福原幸三郎さんによる独奏が響き、来場者はそれぞれ焼香しながら祖先や震災犠牲者の冥福を静かに祈った。奉納を行った各団体と東京都板橋区の「民族歌舞団・荒馬座」が祭壇を前に踊った。
  このほか、泊地区への仮設公民館建設などで支援を続ける東海大学のソーラーカー展示、仙台を拠点に活動する「笑顔絵師こたろ」コーナーや、17日には北里大学三陸研修所で、地元と神川豊穣太鼓の子どもたちによる芸能交流も。互いにエールを交わし合い、地域再生の原動力とした。」

※「東海新報社」のご了解をいただき、記事を転載しリンクを貼らせていただきました。

※荒馬座からこの「三陸港まつり」に伺ったメンバーによると、浦浜の子どもたちと埼玉の神川町の子どもたちが芸能で交流する姿は、まさに被災地域が復興へと向かう未来を思わせるものだったとのことです。

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