2012年の荒馬座は…、何といっても「45周年公演」!

首都圏各地域12会場13ステージ、それぞれ満席で延べ約12,000名ものお客さんに観ていただくことができました。それぞれの地域での実行委員会の皆さんが、人のつながり、人の輪を広げ、公演では第一部の最後の「中山太鼓」で太鼓の輪を作りあげてくれました。

第二部では、東日本大震災の被災地への思いを、被災した芸能保存会の方々の多大なる協力もいただき、鎮魂と復興への希望を込めた舞台を創り上げることができました。

4月からは新作の『あしたへ向かって』・『結―まつりの花を咲かせましょう』の上演を開始しました。「45周年公演」で得たものを生かし、また新たに「アイヌのうたや踊り」「花笠踊り」などにも取り組んで作ったこの2作品で各地の小学校鑑賞教室、地域公演でまた新たに広げました。

「中山太鼓」の各地でのワークショップや地域公演での取り組みにあたり、太鼓を通じて人の輪を広げる大きな力となっています。地元の「中山神社例大祭」へもまたうかがい、『中山太鼓保存会』とのつながりをさらに深めました。

霊山太鼓保存会』との出会い(「youtube」へリンク)もあり、来年3月の板橋でのあとりえ『平和のつどい―ふるさとフクシマここに生きる』の企画が実現する運びとなりました。

荒馬座が関わる太鼓に関する団体の周年企画も続きました。『大安寿太鼓』創立20周年、『神川豊穣太鼓』創立15周年、『埼玉県太鼓民舞サークル連絡協議会』15周年と、それぞれ積み重ねとつながり・広がりを感じる企画となりました。

今年も首都圏を中心にたくさんの学校や保育園・幼稚園の鑑賞会、老人ホーム・福祉施設でやさまざまな団体でのイベント、また各地域での地域公演でお世話になりました。

太鼓民舞教室へも大勢のご参加をいただきました。

東日本大震災、フクシマの原発事故を経て、さまざまに世の中が揺れ動いています。

荒馬座は、太鼓や民舞といった芸能の力、人と人のつながりこそがさまざまな苦難を乗り越えるものとなることを、この一年の活動で「未来は祭の輪の中に」あるという確信を、改めて持つことができました。

年末にあたって、今年一年のいい出会いとお世話になったすべての皆さんに感謝申し上げるとともに、平和で人々のいのちを大切にする世の中を作るために、今後とも皆さんとともにがんばりましょう。

Clip to Evernote このエントリーをはてなブックマークに追加Check