活動レポート

上尾『若駒』十周年!

2007年2月18日

上尾コミュニティセンターで、上尾和太鼓の会『若駒』の、十周年記念発表会がおこなわれました。
『若駒』の会員は、学校の先生や消防士・保育士など多彩な顔ぶれで、上尾市内を中心に稽古はもちろんのこと、幅広く活動をしています。

写真開幕はにぎやかに「輝け囃子」。一人一人が楽しんで、今日まで積んだ稽古の日々を自信にし、文字どおり輝いていました。
続いて「水口囃子」。この演目は会員のみんなの気持ちを一つにしたいと、今回の発表会に向けてみんなで取り組み始めた演目で、『若駒』の一番最近の演目とのことです。演技者たちのほどよい緊張が伝わってきました。
女性陣の「どんどら」に続き、「八丈本囃子」。力強い男性二人の太鼓に乗り、思いのこもった唄声が重なり、重厚感が感じられました。
第一部の最後の演目は「ソーラン節」。踊るみんなの活気が漁の作業そのもので、第一部をにぎにぎしく締めくくりました。

写真休憩をはさんでの第二部は、三台の太鼓をうちならしての「三宅島の太鼓」から始まりました。お隣の桶川で活動している太鼓サークル『桶川花太鼓』からお祝い演目として「貝殻節」唄っていただきました。
続いて「ぶち合わせ太鼓」でみんなの気合いもぐんぐん上がり、サークル名の由来である「若駒踊り」。創立当初から踊り続けていて、どうしてもはずせない演目とのこと。さわやかに野原をかけめぐっているように感じられました。

写真そして、最後の演目は「秩父屋台囃子」。それぞれの思いをのせて、しっかりと太鼓に向かいひたすらに打ち込んでいました。最後に会員のそれぞれの自己紹介があり、口では「失敗ばかりで...。」なんて言いながらも晴れやかな笑顔に、みんなの充実した気持ちがあらわれていました。

今日からまた『若駒』の結束も高まり、そこから広がる人の輪もさらに大きくなるでしょう。上尾の地で民族文化が根付いて行っていることを実感して、これからの『若駒』がますます楽しみになった十周年の発表会でした。

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