活動レポート

第25回地方歌舞団交流会『大競演会』

2004年12月23日〜2004年12月25日

12/23(木)~25(土)までの日程で、美里民族芸能エンターを中心に「地方歌舞団交流会」(地方歌舞団協議会主催)が開催されました。23日には美里遺跡の森館ホールで、それぞれの地域で活動する歌舞団が演目・作品を披露する『大競演会』がおこなわれました。
各歌舞団の競演の様子をご覧下さい。

「大競演会」

「大競演会」の舞台に参加したのは、北海道・函館の「こぶし座」、仙台の「ほうねん座」、長野・伊那の「田楽座」、そして東京の「荒馬座」。「こぶし座」の北と南の平和の心をテーマに沖縄戦での元日本軍アイヌ兵士と沖縄の人々との交流を歌い上げた歌舞劇『南北の塔』、東北の祭りを思い起こさせる「ほうねん座」、エネルギッシュなパワーあふれる田楽座といった各歌舞団のそれぞれの個性が際だっていたという感想をたくさんいただきました。また各地からそれぞれの歌舞団を応援する方々も集まり、客席も大にぎわいでした。
 交流会の中では、「秩父事件」のフィールドワークもおこなわれ、地域に根ざした民衆の力というものを再確認する機会にもなり、民族芸能を素材に舞台創造をおこなっている歌舞団としては貴重な体験ができました。歌舞団の内外からも次回もぜひ競演会をという声も高まり、今後が期待されています。


上演プログラム

  • 荒馬座(東京) 獅子舞/秩父屋台囃子
  • こぶし座(北海道・函館市) 歌舞構成『南北の塔』
  • ほうねん座(宮城・仙台市) 鹿踊り/夏の山唄/津軽あいや節/荒馬/霊山太鼓
  • 田楽座(長野・伊那市) 水口囃子/八木節/鳥さし舞/三味線曲弾き/打ちばやし「睦」

荒馬座「秩父屋台囃子」
▲ 荒馬座「秩父屋台囃子」より

こぶし座「民族歌舞集『南北の塔』」
▲ こぶし座「民族歌舞集『南北の塔』」より

ほうねん座「霊山太鼓」
▲ ほうねん座「霊山太鼓」より

田楽座「水口囃子」
▲ 田楽座「水口囃子」より