活動レポート

2013年8月16日

2013年8月16日に岩手県大船渡市三陸町浦浜で、震災から三度目の「港まつり」が開催された。

今年は、特別ゲストとして花巻市から「早池峰岳流浮田神楽」と盛岡市から「法領田獅子踊り」が出演し、伝統に裏付けられたみごとな芸能が披露された。

さらに、津波で流された「浦浜念仏剣舞」の「大口」の絵が、荒馬座とも親交のある美術家の下野正晃さんにより流失した15枚が見事に復元・新調され、感謝状の贈呈式も行われた。

 

今まで仮の無地の黒幕だった大口には、鹿・兎・虎などが生き生きと描かれ、新たな命が吹き込まれた。
震災から2年半、流され破壊された街は瓦礫は無くなったが復興の足音はまだ遠く小さい。しかし芸能が息づいている街は希望も息づいていると感じた。下野さんのような専門家が芸能復興に協力してくれていることがわかり例年以上に楽しく嬉しい夏祭りだった。（狩野猛）

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