活動レポート

こばと保育園 夕涼み会 荒馬座と子どもたちと職員たちの夢のコラボレーション!

2010年7月14日

富士見市の『こばと保育園』は、先生方が以前から荒馬座の太鼓や踊りの講習会に何度も参加していただいています。園全体で子どもたちの発達段階に合わせて、熱心に太鼓や踊りの実践に取り組んでいる保育園です。鑑賞会でも荒馬座を何度も呼んでいただいています。

今回の夕涼み会は、保護者が模擬店を出したり、先生方もいろいろなお店を出したり、そして荒馬座公演に加えて、子どもたちと先生方が一緒に太鼓を叩いたり踊りを踊ったりする盛りだくさんの企画でした。
事前に、園の先生方と荒馬座で一緒に考えて企画をつくっていきました。これまでの園での太鼓や踊りの実践と荒馬座の公演をうまく合わせて、「夕涼み会」という場で、太鼓や踊りを中心に子どもたちが輝く場を創り出そうと、何回かにわたって打ち合わせを重ねました。企画の始めから、オープニングやそれぞれの踊りや太鼓の具体的な内容を相談する所から始めて、最終的には当日用の具体的な台本を作る段階まで一緒に企画をつくっていきました。

写真夕涼み会は、年中児の「ぞう組」の子どもたちのおみこしから始まりました。
荒馬座でお囃子を入れて、大人も子どもも「わっしょい!わっしょい!」のかけ声をかけて早くも盛り上がります。
園長先生の挨拶の後は、年長児の「らいおん組」の太鼓でオープニング!さすが年長!という元気な太鼓でした。

写真続いては「荒馬踊り」。荒馬座で踊り、先生方が踊り、最後にらいおん組の子どもたちが踊りました。お囃子も荒馬座と先生方で一緒に子どもたちの踊りを囃しました。
まだおどらない年少などの子どもたちも「ラッセーラー!ラッセーラー!」とかけ声で参加!先生方の踊りや子どもたちの踊りではかけ声がさらに大きく元気よくかかりました。

写真そして、「ソーラン節」。まずは荒馬座が踊り、子どもたちに呼びかけて、先生方がつくった「こばとオリジナル」の歌詞で、子どもたちと一緒に大きな船を漕ぎ出し、元気に櫓を漕いで網を引いて魚を獲って踊り切りました!
「こばと丸」は大漁でした!

最後は、「秩父屋台囃子」。軽快な小太鼓と鉦のリズム・笛のメロディにのって大太鼓が思い切り打ち込んでいきます。
小太鼓のソロ「玉入れ」の後の大太鼓の打ち込み「大波」に合わせて、「らいおん組」「ぞう組」、年少の「きりん組」も加えた子どもたちが提灯を手に登場して「ソレー!」のかけ声とともに提灯をを振って大太鼓の応援をして盛り上げてくれました。

そして、フィナーレには「荒馬踊り」の二つ跳びで総跳ね!子どもたちも先生方も保護者の皆さんも一緒に園庭中を跳ね回り「ラッセーラー!ラッセーラー!」とかけ声をかけて思い切り踊りきって、夕涼み会を終えました

写真写真

園長先生からいただいたおたより

夕涼み会ではたいへんお世話になりありがとうございました。園を運営する法人の後援会からの援助で実現できた夕涼み会での初めての荒馬座公演。
荒馬座と子どもたちと職員たちの夢のコラボレーション!何と楽しく充実した時間を過ごすことができたでしょうか。本当にありがとうございました。

後日のアンケートの中で、保護者の方からも「最高でした!大人も子どもも楽しめてよかったです!」、「さすがプロですね。盛り上がりが違う。子どもたちにとってプロの演技を間近で感じられることはとてもよいことだと思います。」、「とても迫力があり活気があってよかった。」、「本当にすばらしかったです。保育園の行事のレベルをはるかに越えていると思います。」、「子どもたちにプロの演技を見せるということはほんとうによい刺激となると思います。うちの子は『ラッセーラー!ラッセーラー!』とかけ声をかけると勇気が出るらしく、水にもぐれるようになりました。(笑)」といった感想をいただきました。

写真今、子どもたちが安心して大きくなっていくには、不安と心配ばかりの世の中のように感じます。そんな世の中の流れや動きを、明るく展望のある道へと開いていくことができるよう、荒馬座の皆さんが、民族芸能の舞台を通してさまざまな人たちへ元気と活力を届けてくれるようにと願っています。
暑い日々が続きます。どうか皆さまお身体にはくれぐれもお気を付け下さい。