活動レポート

荒馬座長月三人公演『ふるさとのうたがきこえる』【東京都足立区】

2010年9月18日

足立の地域では、これまでにもさまざまな皆さんに、作品ごとに、また鑑賞会やアトラクションなどのいろいろな形での公演を取り組んでいただいています。

今回はまた趣を変えて、出演者3名で一人一人の個性が出るような舞台を観てもらおう、と2月の上尾に続いての『ふるさとのうたがきこえる』の上演となりました。

会場は、東京労音東部センター地下のライブスペース。間口は5m弱、奥行は客席も含めて約8m。
地域の皆さんも「あそこで荒馬座の公演ができるの?」と驚かれたほどですが、2回公演で各回40名ほどで満員のお客さんを迎えることができました。

会場はちょっと狭くて申し訳ありませんでしたが、文字通り舞台と客席が一体となった空間となり、第1部の「さんさ踊り」から始まって、ソロの踊りや笛・太鼓を中心とした作品『ふるさとのうたがきこえる』を観ていただきました。

第2部の始まりには、地元足立の民謡「十ょ七」「シャンゴヤ」を、会場の皆さんにも一緒に唄ってもらいました。

プログラム

【第一部】

◆さんさ踊り
◆浦浜念仏剣舞
◆しの笛〜山〜
◆西馬音内盆踊り
秩父屋台囃子

【第二部】

◆足立の民謡 「十ょ七」「シャンゴヤ」
八丈島太鼓
獅子舞
◆最上川船唄

アンケートより

  • 近くで観れて聞けて、心の奥まで響きました。やさしさ、強さ、優美さ...。出演者3人のそれぞれの個性が満ちあふれていました。長く続けてきた演技者の素晴らしさが身近に伝わってくるいい舞台でした。
  • 『浦浜念仏剣舞』、涙が出そうなくらい感動です。『秩父屋台囃子』、三人三様の音色がとってもとっても心に響きました。
  • 『浦浜念仏剣舞』では、語りにもとても思いが感じられてよかったです。人への思いを大切にしたいと思う今日この頃。芸能に込められた人々の思いを現代の人々にたくさん伝えていって下さい。
  • 『西馬音内盆踊り』のやわらかさとピシッとした部分の表現が大好きです。舞台と客席が近く迫力がありました。
  • 第一部では、心から癒され、第二部ではワクワクと元気と勇気を勇気をいただきました。
  • 足立にこんな民謡があるとははじめて知りました。一緒に唄って楽しくおもしろかったです。すっかり忘れていた故郷のことを思い出し久しぶりに帰ってみたくなりました。
  • 今回は小さな会場で、とても身近に感じられる演技で、いつもと違う味わいがありました。労音の地域のセンターだからこそ、地域の民謡を唄ったりできてよかったですね。
  • 荒馬座のまた違った一面を見ることができました。こんなに目の前で見れて同じ演目でもまったく違ったものに感じました。拍手も忘れて舞台に吸い込まれるように観てしまいました。こういう公演もいいですね。