活動レポート

「鳩の森愛の詩保育園」四園合同職員研修【神奈川県横浜市】

2015年4月26日

全国各地の保育園で太鼓や民舞の実践が広まっています。

横浜の鳩の森愛の詩保育園では、毎年同一法人内の全職員を対象とした「荒馬踊り」研修会をおこなっています。
鳩の森愛の詩あすなろ保育園瀬谷保育園宮沢保育園などの姉妹園が増えるとともに、この同一法人内の四園合同職員研修会が、民舞の実践交流を深め、職員間での交流を広げ、職員同士の様々な経験を伝えていくための貴重な場となっています。
ちなみに、2013合研in神奈川の「荒馬踊り」実技講習会では『鳩の森愛の詩保育園』の先生方に中心となって活躍してもらいました。

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荒馬踊りで気持ちをひとつに 鳩の森愛の詩保育園 林望

鳩の森愛の詩保育園』は今年で三十周年を迎えました。
荒馬踊り」は、ずーっと子どもたちと一緒に保育の中で楽しんできた踊りです。小さな赤ちゃんたちも太鼓の音が聞こえると体をゆらして気持ちよさそうにしています。年長のおひさま組になると、お父さんお母さんが作ってくれた手作りの馬枠を付けて踊っています。そのことは子どもたちにとって大きな喜びになっています。また下のクラスの子どもたちにとって、自信を持って踊るおひさま組の姿は憧れになっています。

子どもたちの憧れの先にいる私たち職員でありたい。胸張って子どもたちと向き合えるよう、職員は一年に一度、荒馬座さんに園に来ていただき、職員研修として「荒馬踊り講習会」のご指導をいただいています。

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講習会では朝から踊って汗びっしょり! 午後はだんだん足が上がらなくなってきましたが、一緒に踊るグループの職員から「疲れてくるときほど声を上あげましょう!」の声。「ラッセラー!ラッセラー!」...かけ声の力ってすごいです。疲れて重くなった足がまた自然と上がってきました。(そうした気がしただけかもしれません...。)最後は疲れてへとへとでしたが、いっぱい声をかけあって踊ったことは、体の疲れを忘れさせてくれるような心地よいものでした。荒馬踊りを通して、これからも気持ちを通い合わせることの大切さを、職員みんなで味わっていきたいと思います。

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荒馬踊り」は日々の保育の他にも、運動会、卒園式などの行事で踊っています。
地域のお祭りにも呼んでいただき、披露する機会もあります。地域の高齢者の祝賀会では子どもたちの踊りに立ち上がって拍手をして下さったおじいちゃん。「子どもの声はいい。輝いてるね。」とお話して下さったおばあちゃん。あたたかく見守ってくださる皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。子どもたちの元気な姿、生命を輝かせて踊る姿は見る人を感動させる力がある。荒馬踊りを通じて私たちが学んでいることです。

これからも子どもたちといっしょに荒馬踊りを存分に楽しんでいきたいと思います。

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