活動レポート

荒馬座準座員創立三十周年記念公演『明日への詩』【東京都板橋区】

2014年1月12日

2014年1月12日に東京都板橋区の成増アクトホールで、荒馬座準座員創立三十周年記念作品『明日への詩』を上演しました。
この公演に向けて、出演する演技部、そして企画制作部・美里準座員も合同で取り組み、それぞれの職場の同僚や地域のサークルの仲間、知人などに幅広く呼びかけ、公演当日には満席のお客さんを迎えました。

※板橋での上演に続き、2月11日(火・休)には八王子でも上演します。まだ観ていない方、どうぞお見逃しなく!

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今回は荒馬座演技部準座員の出演、2013年2月の板橋でのあとりえ公演を基に、この日に向けて稽古を重ねてきました。
8月には水俣にフィールドワークにも出かけ「2001水俣ハイヤ節」の根っこにふれて、演技者の気持ちや踊りにもさらに厚みが加わりました。

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プログラム

第一部 ―明日へ
水口囃子荒馬踊り/八木節/秩父屋台囃子

第二部 ―希望の詩
御神楽(みかぐら)/沖揚げ音頭/八丈島太鼓/2001水俣ハイヤ節/ぶち合わせ太鼓

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上演にあたって...演技部準座員 木部 久子


荒馬座準座員が誕生してから30年の月日が過ぎました。

私たち準座員は、それぞれが自分の仕事をもちながら、荒馬座の活動を様々な面で応援しています。働きながらの活動は、時に大変なこともありますが、荒馬座の熱い思いを自分たちの思いや生き方に重ねて歩んできました。演技部準座員は、この八月に熊本県の水俣に取材旅行に行くことができました。『2001水俣ハイヤ節』を深めたいとの思いからの取材でしたが、胎児性水俣病の患者さん、患者さんを支える方々と交流する中で、水俣病は今でも終わりを迎えていないこと、でもそれを『のさり』(授かりもの)ととらえ、常に前進していこうとする姿にも出会い、踊りだけではなく、その根っこにもふれることのできた旅でもありました。

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今、私たちの周りには、様々な困難や理不尽なことが多々あります。でもそれらのことに飲み込まれるのではなく、平和な明日、明るい未来がやってくるようにと祈りの気持ちも込めて演じたいと思います。

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